4.  施設関連

重要性が高い項目

 

4.1  レストスペース(安心して仮眠が取れる場)

4.1.1  レストスペース(安心して仮眠が取れる場)新設

提言概要

 研究内容や実験内容によっては、学校に泊まりこんで研究をせざるを得ない学生もいます。そういった学生のためにも、安心して仮眠がとれる場としてレストスペースを設置することを提言します。

 

学生の意見

 学内に新たに欲しい施設として、もっとも要望が多かったものはレストスペースです(図 4.1.1-1  所属別欲しい施設)。また、学年によって多少のばらつきはあったものの、どの学生からも強い要望が見られました。

 

学科や専攻別にみると、建築学科・金属工学科・生体分子機能工学専攻からの要望が多いです。(図 4.1.1-2  類・学科・専攻×レストスペース要望率)。

 図 4.1.1-1  欲しい施設

※上位3項目を赤字で表記

図 4.1.1-2  類・学科・専攻×レストスペース要望率


 

 図 4.1.1-3  忙しい時、家に帰れないことが週に何回あるか × 学年

 

図 4.1.1-4  忙しい時、家に帰れないことが週に何回あるか × 病気で入院・通院


 

具体的意見

・仮眠室が欲しい(同様の意見が34件あります)

・女性が安心して仮眠できる部屋がほしい。(同様の意見が2件あります)

・寝泊りできる施設がほしい(同様の意見が5件あります)

 

現状分析

研究室に所属している学部4年生以上の人は、実験の性質や追い込みの時期によって、

学校への泊まり込みがやむを得ないこともあります。実際、図4.1.1-3からわかるように、修士以上の人の過半数が忙しい時には家に帰れない日があると答えています。

 忙しくて家に帰れず、満足な休息が取れないことは学生の健康へ悪影響を与えている可能性があります。誤差の範囲かもしれないですが、図4.1.1-4をみると、忙しい時に家に帰れないことがある人のほうが病気での入院・通院していることが読み取れます。

レストスペースがあれば、十分に休息がとれ、かつ安心して学業に専念できます。また、学生の健康管理の観点からも良いと考えられます。

 

現在、大岡山北地区にある保健管理センターでは、体調の悪い生徒が仮眠することにも使えるベッドを用意していますが、原則として心身のコンデションがすぐれない方に休養をとってもらうためのものなので、仮眠専用のベッドというわけではありません。

また、生命理工では学生・職員が利用出来る女性休養室を設置しており、日中仮眠できるようになっています。しかし、利用率としては職員の方が多く、学生の多くは1階ピロティを利用しているため、学生のためのレストスペースとして十分ではないようです。

このように、現在でもレストスペースに近いものはいくつかありますが、それが学生の望むレストスペースとは異なっています。

 

学勢調査2008との比較

前回提言書において、2011年秋開館予定の新図書館に実験的にでもレストスペースを導入するという提案をしましたが、これは実現されませんでした。

 

具体的提言

 各学科・専攻の学生の要望や泊まりこみ状況に応じ、レストスペースの設置を前向きに検討することを提言します。特に、新規に建物を建てる際にはその建物を使う予定の学生の意見を調査し、レストスペースの設置を判断するよう提言します。

 なお、どのような形でレストスペースを設置するかについては、運営の関係上もあると思いますが、学生の意見が反映されるような形のレストスペースになるように学生の意見を収集する努力をすることをお願いします。具体的には、学生との意見交流会やアンケートなどを行うことで学生の意見を取り入れるようお願いします。

項目別提言

 

4.1.2  シャワールームの改善

提言概要

シャワールームを新設や、シャワールームの利用方法の公開

学生の意見

シャワールームを新設して欲しい。

シャワールームの利用方法について提示して欲しい

具体的内容

・これだけ帰宅できずに泊まり込む人が多い大学なのだから,シャワールームがあってもいいと思う。

・西9のシャワーを使わせてほしい

G31階の女子シャワー室がいつも鍵が閉まっていて、いつ使えるのかわからない。使えるようにして欲しい。もしくは使い方についてわかるよう掲示して欲しい。

(同様の意見が41件あります)

現状分析

4.1.2-1のグラフのように、シャワールームを望む人は研究室に所属している学部4年生以上で要望が多いことがわかるこのことから、レストルームと同様で研究で忙しい人たちにシャワールームが望まれていることがわかりました(図4.1.2-1  学年×欲しい施設(シャワールーム))。欲しい施設の要望としてシャワールームは4番目に多かったことからも学生からの要望が強いことがわかります(図4.1.1-1)。

 なお、類・学科・専攻別のシャワールームの要望は図4.1.2-2のようになっており、レストスペースの際と異なる傾向となっています。これは現状でシャワールームがあるかどうかが影響していると思われます。

提言

レストスペース同様、各学科・専攻の学生の要望や泊まりこみ状況に応じ、シャワールームの設置を前向きに検討することを提言します。特に、新規に建物を建てる際にはその建物を使う予定の学生の意見を調査し、レストスペースの設置を判断するよう提言します。

また、現在使用可能なシャワールームがどこにあるのか、いつ使用可能なのかをまとめ、利用条件なども載せた上で公開することを提言します。なお、専攻内の学生などに利用を制限している場合にはそれを専攻学生にわかるように明示することも必要かと思われます。

図 4.1.2-1  学年×欲しい施設(シャワールーム)

 


※上位3項目を赤字で表記

図 4.1.2-2  類・学科・専攻×シャワールーム要望率


 

4.2  リフレッシュルームについて

4.2.1  リフレッシュルーム利用時間の延長

提言概要

リフレッシュルーム利用時間の延長

学生の意見

施錠時間が早いという意見がありました。また、実験が深夜に及ぶときの仮眠や休憩、遅くまでレポートに取り組むために24時間開放にしてほしいという声もありました。

具体的内容

・夜遅くまで、もしくは休日に勉強できるスペースがほしい。

(同様の意見が7件ありました。)

24時間利用可能な空間を用意して欲しいです。

研究室に所属すれば必要ありませんが、それまでは夜中にレポートを書いたり勉強したい時に利用できるスペースが全く有りません。

(原文ママ)

・学生が何かプロジェクトを起こした際、一番困るのはミーティング場所だと思います。そのために、講義室や、リフレッシュルームを休日や深夜でも利用出来るように整備して欲しいと思っています。

(原文ママ)

現状分析

リフレッシュルームは学科・専攻・建物により管理が異なっています。管理が複雑なために、今回の調査では全てのリフレッシュルームの開放時間を把握することはできませんでした。しかし、夕方5時に施錠されるリフレッシュルームが確認されており、学部生が7-8時限目の授業後に利用することができません。

学勢調査2008との比較

なし

提言

学科・専攻・建物ごとで異なる事情があり実現は難しいとは思いますが、学生からの意見を参考に前向きに検討してもらえればと思います。

具体的には、飲食などの利用マナーを決めた上で、利用時間の延長を検討していただければと思います。

 

 

4.2.2  リフレッシュルームの管理の見直し

提言概要

リフレッシュルームの管理の見直し

学生の意見

自由記述より、リフレッシュルーム清掃が行き届いておらず衛生面の不安を感じる学生の声や、またリフレッシュルームの施錠が一日中かかったままで利用できなかったという学生の声がありました。

具体的内容

・南2号館のリフレッシュルームが汚く夏場虫が出るので

何とかしてほしい。(原文ママ、同様の意見が3件ありました)

現状分析

以前、学生証認証付で深夜も利用できたリフレッシュルームがありましたが、学生の利用マナーに問題があったために現在は利用できなくなったという例がありました。

学勢調査2008との比較

なし

提言

流し台の併設されているリフレッシュルームで会食を行う学生もいます。そういった学生の利用マナーの向上も必要ですが、今一度衛生管理体制を確認していただきたいと思います。

 

4.2.3  オープンスペースの増設

提言概要

利用者制限のないオープンスペースの増設

学生の意見

学部生が昼食をとったり空き時間を過ごしたりする場所が少ないという声、学科や専攻によっては自由に使えるリフレッシュルームが限られていて困っているという声がありました。

具体的内容

・学生がリラックスできる場が少ない。生協は混みすぎるし

リフレッシュルームは専攻外の人には使いにくい。(原文ママ)

(同様の意見が7件ありました)

・特に1年次はサークルに所属していないと授業がない時間帯にいる 場所が無いので,そういったときに利用出来る場所を増やして欲しい。

 (原文ママ)

・友達と相談しながら勉強できるスペースがほしい。(原文ママ)

現状分析

4.2.3-1にあるように、コミュニティ・スペースに関する要望は学部13年生に多く、これは研究室に所属していない学生が使用できるリフレッシュルームが限られていることを反映していると考えられます。

現存のオープンスペースとしては、西9号館の2階ロビーを奥に入ったところにある飲食・雑談可能なオープンスペースがあり、よく学生に利用されています。椅子も机もあり、玄関階ということで、学部生にも利用しやすく感じられていると考えられます。

学勢調査2008との比較

なし

提言

研究室所属していない学部生の居場所として、飲食・雑談可能なコミュニティ目的のオープンスペースの増設を提案します。

図 4.2.3-1  学年×欲しい施設(コミュニティ・スペース)

 


 

4.3  学生寮について

4.3.1  学生寮を改善して欲しい

学生の意見

学生寮を改善して欲しい

具体的内容

・学生寮(男子)が遠い上に年数制限があるのでは安心して利用できない

・青葉台の学生寮が古すぎる。とても“学ぶ”ための寮とは言えない。

It would be nice if there were dormitories available for international students after the first year.

(同様の意見が26件寄せられました。)

現状分析

自由記述からの意見として、寮がキャンパスから遠すぎる、設備が古くて不十分、年数制限などの制約があるといった意見が見られました。それから、欲しい施設・設備の設問の結果から、調査に回答してくれた留学生の半分以上は学生寮が必要だと思っていることがわかりました。また、東工大における留学生の数は年々増加しており、寮に対する需要も今後増えていくことが予想されるので、何らかの対策が必要だと考えられます。

このことを踏まえ、学生支援課に問い合わせたところ、以下のようなお話を聞くことができました。

「大学側としても既存の学生寮の施設・設備に不満が多いことは把握していますが、様々な都合で建て替え等は難しく苦労しています。なお、新たな学生寮を確保するため、昨年から大学としても本格的に力を入れて取り組んでおり、具体的には、今まで、国際室や教育推進室などが個別で学生寮の確保に動いていたのをやめ、大学の学長、理事及び各部局等の長で構成される「21世紀の個性輝く東京工業大学検討委員会」の下に、全学組織として寮整備検討部会を設置し、そこで一括して学生寮の確保等について検討を行うようにしました。」

実際、現在その部会が主導して、すずかけ台ハウスの取得について検討を進め、研究者を含めた学生向けの寮を確保するための手続きが進行中とのことです。また、学生へアンケートを行い、どのような寮であれば学生のニーズに合うのかについても、今後、調査していく予定とのことです。

提言

今後も留学生の数は増加すると考えられるので、それに応えられるように学生寮の設備を充実させていくこと、そして、学生寮は快適に学生生活・研究活動を行うためのものであるので、それに適した立地条件や設備を確保することを寮整備検討部会にて行っていくようお願いします。

図 4.1.3-1  留学生×【欲しい施設・設備】

 


 

4.4  喫煙について

4.4.1  喫煙場所の位置が不適切

提言概要

喫煙場所の位置が不適切

学生の意見

4.4.1-1に示したように、現在の喫煙場所に不満を持つ声が多く、半数の学生が喫煙場所を減らしてほしい、または移転してほしい、と思っていることがわかります。

一方で、喫煙場所を増やしてほしいという意見は6件、風雨の影響を受けない場所への設置は4件でした。また、全面喫煙の意見は48件でした。

具体的内容

・通路脇・入り口付近に喫煙場所がある場所が多く、(S6号館など)あまり分煙としては機能していないように思います。可能ならば密閉された喫煙室を用意してほしいです。

・西9号館入口の喫煙所を移動してほしい。「誰もが通る場所」ではないところに設置してほしい。

J2棟の1階出口に喫煙所を設けるのは止めてほしい。

(同様の意見が188件あります)

現状分析

実際の喫煙場所を確認したところ、南6号館の入り口や、南1号館ピロティ出入り口脇など、人通りの多い場所に指定喫煙場所が設置されている場所もありました。これら学内の指定喫煙場所は、地区ごとの安全衛生委員会によって決められています。出入り口付近に設置されているのは、利用者の利便性を考えてのことだそうです。しかし、委員会の方でも人通りの多い喫煙場所に対しては不適切だと認識しており、委員会に要請があった場合には、移転または廃止を検討するそうです。実際に委員会に要請があり、移転した例もあります。出入り口などを避けて屋内に喫煙室を設置してはどうかという意見に対しては予算的に難しいとのことです。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

今回の調査でとくに不満の声が多く寄せられた喫煙場所や不適切と思われる喫煙場所を、その地区の安全衛生委員会に廃止または移転の検討を要請することを提案します。今回の調査で不満の声が寄せられた喫煙場所は、S6号館入り口脇、W9号館入り口脇、J2棟出口脇、S1号館ピロティ脇です。移転の検討をお願いします。なお、学生からの詳しい記述については別途お送りしますので、それを参考に検討していただければと思います。

図 4.4.1-1  喫煙所に関する意見

 

4.4.2  喫煙マナーが悪い

提言概要

喫煙マナーに関する周知の徹底をお願いします。

学生の意見

歩きタバコの禁止を徹底して欲しい

具体的内容

・歩行喫煙の対策をしてほしい。

・僕は08年入学ですが、入学当時は喫煙マナーの良い学校だという印象を持ちました。しかし、09(2年生)になり、歩きタバコをする学生をしばしば見るようになり、今年10(3年生)でもやはり喫煙マナーは悪くなっていると感じています。特にウッドデッキの図書館および掲示板側で多いように思います。

・まだまだ歩きたばこが多いという印象。

しかし、こちらから注意しづらい部分もある。

なんとかできればしてもらいたいと思う。(難しいとは思うけれど)

(同様の意見が計80件あります)

現状分析

上の具体的意見のように、歩きタバコをしている人が多いという意見が多数寄せられた。歩きタバコは怪我につながる危険な行為であり、周囲の子供も多数訪れる東工大では特に注意すべき行為です。また、喫煙所の工夫をして受動喫煙をなくそうとしても歩きタバコをしている人がいるとその努力も無駄になってしまうので、問題です。

現在でも、構内入口及び構内に「歩行喫煙禁止」、「指定喫煙場所以外禁煙」の表示をするなどの対策を行っていますが、学生から多数の意見が寄せられていることを考慮すると徹底されているとまではいかないようです。

学勢調査2008との比較

なし

提言

簡単に解決する問題ではないと思いますが、引き続きマナー改善のための活動をしていくようお願いします。

ただ、この問題は学生の問題でもあるので身の回りの人でマナーの悪い人がいた際に注意するなど、学生同士の努力も大切だと考えられます。

 


 

4.5  駐輪場について

4.5.1  自転車利用のルールの徹底

提言概要

自転車利用のルール徹底

学生の意見

西地区などで駐輪場以外に停められている自転車が多いことや、駅の近くに大規模な駐輪場がないことから、駐輪場を増やして欲しいと言う意見があります。また、雨の日にバイクや自転車が傷むので屋根を設置して欲しいという意見があります。

具体的内容

・駐輪場に屋根を設置してほしい。

・バイク駐輪場に屋根が欲しい。

・駐輪場の場所を増やしてほしい。

(同様な意見が58件あります)

現状分析

学勢調査の結果(図4.5.1-1)、駐輪場の現状に満足していない人の方が多いことが分かります。実際に現在の駐輪場の状況を調査した結果、溢れている駐輪場がある一方で、ほとんど利用されていない駐輪場もあり、利用者の動向と設置場所が合っていないことがわかりました。一部の駐輪場に屋根が設置してありますが、多くの駐輪場に屋根は設置されておらず、自転車やバイクが雨ざらしになっています。このように、現状は学生の要望を満たしていません。

しかしながら、大学全体の駐輪可能台数が大学に登録された自転車の数を満たしていることや、新たに駐輪場を新設できそうなスペースがないため、駐輪場を新設することは難しいようです。屋根に関しては、駐輪場に日常的に放置されている自転車をなくすために、あえて設置していないようです。大学側としては、学内の移動には自転車を使わず、徒歩で移動するように求めています。

学勢調査2008との比較

2008年度の結果(図4.5.1-2)と比較すると、登録せずに自転車を利用している人が減っています。しかしながら、現在も登録せずに自転車を利用している人が存在し、今後も登録の呼び掛けが必要であるといえます。

提言

現状では、ルールを守っていない人の影響で、正しく駐輪場を利用している人や通行人などが不利益を被っているので、違法駐輪や放置自転車をする人に対して、もっと積極的に指導することを提言します。

図 4.5.1-1  駐輪場の充実度

 

図 4.5.1-2  自転車の利用状況

 


 

4.6  校内のゴミ箱について

4.6.1  土日のゴミ回収に関して

提言概要

土日のゴミ回収に関し検討するよう提言します。

学生の意見

土日、校内のゴミ箱からゴミがあふれているので対策をとってほしい

具体的内容

・休日に学内にくると、必ずゴミ箱があふれており非情に汚いのでゴミの収集を休日にもすべき。

・土日に清掃業者の方がゴミ箱のゴミを回収しないこともありゴミが溢れてしまう。そのゴミをカラスがついばんでさらにゴミが散らばってしまう。土日に大学に訪れた人に対して良くないイメージを与えてしまうので是非対策をしてほしい。

(同様の意見が15件あります。)

現状分析

下の写真は2/06()1600頃の大学構内(南2号館入口横)のゴミ箱の写真です。この写真からもわかるように、ゴミ箱からゴミが溢れています。この理由としては、ゴミがゴミ箱に収まりきっていないこと、収まっていないゴミに対するカラスの被害であると考えられます。このような状況は土日に訪れる外部の人への印象を悪くするという面でもあまり好ましくない状況です。

なお、大学としては金曜日にはできるだけ空にするよう業者に頼むといった対策を行っているそうですが問題の解決には至っていないようです。

提言

全てのゴミ箱に対し土日の両日にゴミの回収を行うというのはコストの面で難しいかと思いますので、利用率の高いゴミ箱について土曜日か日曜日のいずれかに回収を行えないか検討をお願いします。

図 4.6.1-1  日曜日夕方のゴミ箱の様子

4.7  大岡山スポーツ施設

4.7.1  体育館トレーニングルーム

提言概要

ベンチプレスなどの老朽化した器具の補修または取り替え

学生の意見

体育館トレーニングルームの老朽化した器具の補修または取り替えの要望が多く寄せられました。図4.7.1-1が示すように大岡山キャンパス(大岡山地区、石川台地区、緑が丘地区)では整っていない部類を選択した人(1,2を選択)は約14%でした。また図4.7.1-2が示すように欲しい施設・設備でトレーニングスペースを選択した人は約20%でした。

具体的意見

・ランニングマシーンなどの下半身用の器具を増やしてほしいです。

トレーニングルームのパワーマックスというトレーニング機器が故障中のままで使えない。早く直してほしいです。

・フリーウエイトリフティングができる器具がほしいです。

「同様な意見が10件あります」

現状分析

一日の一般利用者平均は約30人です。ただし水曜日はサークル活動のため約60人に増え、授業のある日は約70人に増えます。現状ある器具で危険なものは修理しますが、新たに器具が欲しいなどの要望は予算の都合上難しいです。修理する場合、体育の授業で利用している物品は体育担当(社会理工学研究科の先生)が修理します.それ以外の物品は学生支援課が管理しているので学生支援課が修理します。学生の要望は受付のトレーナー経由で学生支援課や体育担当に伝わる仕組みですが、これらの要望は予算の関係上、反映されていないようです。

現状、納入時期の明記されている器具は約15%(全体の台数は32台)にとどまり、非常に古い器具も多数あります。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

基本的にトレーナーがついており、今まで重大な事故にあった学生はいません。しかし、今後のことも考えベンチプレスなど老朽化した器具の補修または取り替え、さらに全ての器具に対して納入時期を明記するようよろしくお願いします。

図 4.7.1-1  主な活動場所×スポーツ施設の充実度

 

図 4.7.1-2  大岡山×欲しい施設・設備


 

 

提言概要

トレーニングルームの平日の終了時間の延長

学生の意見

トレーニングルームの利用時間延長の需要が高いことが分かりました。

具体的意見

・トレーニングルームの利用時間を延ばしてほしいです。

「同様な意見が9件あります」

現状分析

トレーニングルームを利用する場合は誰か職員がついている必要があります。トレーニングルームの利用時間延長に対して各部署に問い合わせた結果、体育担当は「延長するなら学生支援課へお願いしてください」、学生支援課は「人は増やせません」との回答です。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

終了時間は平日では1745分ですが、研究室によってはコアタイムが決まっていて利用できない学生もいます。安全管理の体制を整えた上で、現状の終了時間の延長をご検討よろしくお願いします。

 

4.7.2  体育館アリーナ

提言概要

空調設備の設置または換気構造の改善

学生の意見

夏期の体育館アリーナの空調を改善して欲しいという要望が多く寄せられました。

具体的意見

・アリーナの空調がよくないです。最近まで公認サークルに所属していましたが、今年の酷暑にもかかわらず空調がなく窓も必要時に開けられない状況に気分が悪くなっていた部員が何人もいました。換気や温度調節を満足に行えるような環境にしてほしいと感じます。

・体育館内の温度が高いです。夏になると、脱水症状者が出て危険です。

「同様な意見が10件あります」

現状分析

夏場(7,8,9月)における体育館アリーナのここ数年の利用割合(授業、サークル、大会)は71日から86日までの授業のある期間では平日はサークル約50%、授業約40%、その他(職員優先など)10%、土日休日は大会がほぼ100%です。使用禁止期間をはさんで818日から930日までの授業のない期間では平日はサークル約90%、その他約10%、土日休日は大会がほぼ100%です。例外の日もありますが、ほぼこのような割合となっています。出典は「平成227,8,9月アリーナ予約状況」です。

学勢調査2008との比較

換気環境はグラウンドが芝生になったため下窓は開けられるようになりました。上窓は酷暑の時のみ学生支援課に頼めば開けられるようになりました。

空調設備は外部の業者に依頼し嘆願書の対応を現在行っています。交渉内容としてはなぜ設置は難しいか(後付けは構造上難しいなど)、設置可能性はあるのかなどです。

具体的提言

救急車などで搬送された患者さんは今のところ報告されていませんが、今回の結果を踏まえて空調設備の交渉を行っていただくようよろしくお願いします。

 

4.7.3  テニスコート

提言概要

テニスコートの一般利用者への貸し出し時間帯の設置

学生の意見

大岡山キャンパスのグラウンドの隣にあるテニスコートの一般開放の需要が高いことが分かりました。

具体的意見

・軟式テニス部が使っているコートがよく使われていないことがあります。もともとあの人数に対して6面も使っています。有料化してもいいので、コートの貸出を熱望します。

・大岡山のテニスコートが利用できないのは問題だと思います。

「同様な意見が10件あります」

現状分析

多くはソフトテニス部が使用しています。ただし、8月から9月の中の合宿中の2週間程度は使用されていません。その時は、説明会を開催し、抽選会をして、一般開放を行っています。

通常時に一般開放されない理由は、テニスコートは東工大の学生・職員のみが使用できるという原則があり、他大学の学生を含んだサークルは使用が認められていません。東工大の学生・職員以外が使用した際に、起きた事故等の対応が難しいからです。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

学生のコートマナー向上と学内生のみ利用可を前提に、夏場以外にも一般開放する時間設定のご検討よろしくお願いします。

 


 

4.8  すずかけ台スポーツ施設

4.8.1  グラウンド

提言概要

グラウンドで利用できるスポーツの拡充 

学生の意見

すずかけ台のグラウンド環境改善の需要が高いことが分かりました。図4.7.1-1が示すようにすずかけ台キャンパスでは整っていない部類を選択した人(1,2を選択)は約24%でした。また図4.8.1-1が示すように欲しい施設・設備でトレーニングスペースを選択した人は約37%でした。

具体的意見

・野球のできるグラウンド整備してほしいです。 

・グラウンドのフェンスを高くしてほしいです。 

・バレーボールコートは風が強くて使いづらいです。

「同様な意見が6件あります」

現状分析

平均では3,4団体が利用しています。多いときでは一日に8団体ほどが利用しています。通常時はバレーボール40%、サッカーパス練習50%、キャッチボール10%となっています。5,6月はバレー大会が開催されるためバレーボール65%、サッカーパス練習30%、キャッチボール5%となっています。“野球のできるグラウンドを整備して欲しい”という意見に対しては、今のところ計画はないようです。これは多目的グラウンドは埋め立て地であり,土壌が非常に軟弱なため,これ以上高いネットの敷設は無理だからです。グラウンド設置時にもいろいろ検討したようですが,無理とのことです。

また、現在のところ、グラウンドの芝生化の計画はありません。砂の飛散等について地域住民からの苦情は特に寄せられていません。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

利用したいスポーツの種類を調査し、使用できるスポーツの種類を増やしていただくようご検討よろしくお願いします。

図 4.8.1-1  すずかけ台×欲しい施設・設備

 

4.8.2  フットサルコート

提言概要

フットサルコートの新設または整備 

学生の意見

すずかけ台のフットサルコートの需要が高いことが分かりました。

具体的意見

フットサル施設を拡充してほしいです。

・すずかけ台にテニスコートとは別のフットサルコートを作ってください。現在のテニスコートでは、フットサルで利用する際にテニスのポールの穴や凹凸が障害となっています。大きな怪我人が出てフットサル禁止となるととてもつらいです。

「同様な意見が4件あります」

現状分析

3面あるテニスコートのうち1面をフットサルコート専用にしないのはテニス利用者が約8割、フットサル利用者が約2割だからです。また、フットサルコートを新設して欲しいという意見に対してですが、山などを崩して造ることは横浜市の条例により難しく、駐車場などのスペースをフットサルコートにすることは事実上難しいです。土地の有効活用を考えた際に、駐車場としての利用需要が高いからです。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

フットサルとして利用する場合も正しい利用法で使用するのであれば安全面の問題はないとのことですが、コートの劣化も見られますので整備のご検討よろしくお願いします。

 

4.8.3  体育館・プール

提言概要

体育館・プールの新設または現状の施設のスポーツ利用検討

学生の意見

体育館とプールの新設の需要が高いことが分かりました。

具体的意見

・すずかけ台に体育館が欲しいです。

・すずかけ台に屋内プールを造ってください。

「同様な意見が23件あります」

現状分析

授業、サークルがすずかけ台にないので新設費用や維持費を考えると難しいです。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

プールや体育館の新設は難しいとは思いますが、既存のスペースを有効活用できないかご検討よろしくお願いします。

 

4.8.4  トレーニングセンター

提言概要

終了時間の延長

学生の意見

トレーニングセンターの利用時間延長の需要が高いことが分かりました。

具体的意見

・トレーニングルームの利用時間を延ばしてほしいです。

すずかけ台キャンパスのトレーニングルームは,夕方の遅い時間に利用したいです。19時か20時くらいまで使えると,利用しやすいです。早く終わるので,運動できない日が多いです。

「同様な意見が5件あります」

現状分析

現状では一日平均50人が利用しています。1815分で閉まってしまうのは受付の非常勤職員の雇用条件で時間が決まっているからです。一日の雇用時間が決まっているのであれば、開館時間を遅い時間にシフトできないかという質問に対して、これも事実上難しいとの回答を頂きました。理由としては、利用者は学生ばかりではなく職員も利用対象となっているため、昼休みの利用希望者がいるためだそうです。また、建物管理,防犯,事故等の対応面からも難しいとのことでした。

理由は学生が怪我をする可能性も考慮し、トレーニングセンターの開館時間の間は常勤職員が待機していなければならないからです。つまり常勤の職員の労働時間を延長しないといけません。これは予算の関係上難しいです。       

また1日の利用者の時間帯別割合は平成224月から12月までの集計で、1130分~13時が約15%、13時~1430分が約11%、1530分~17時が約42%、17時~1815分が約32%となっています。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

終了時間は1815分ですが、研究室によっては利用できない学生もいます。安全管理の体制を整えた上で、現状の終了時間の延長をご検討よろしくお願いします。

 


 

4.9  ムショラについて

4.9.1  ムショラの改善について

提言概要

ムショラ現在の利用状況を調べ必要であれば新規に場所を確保するよう提言します。

学生の意見

ムショラ(Musholla:イスラム教徒が礼拝を行うスペース) を拡充して欲しい

具体的内容

The university can provide the Muslim student some space (may be a room) for friday prayer during noon break. Right now they are praying in the top floor of south-3 building but due to the number of increasing people, the pace gets really crowded.

There is a quite large number of muslim students in the Ookayama campus. It is difficult for us to find a place for our daily prayers in the campus. If the university would kindly provide a prayer room for us, we would be really grateful.

(同様の意見が20件あります。)

現状分析

ムショラが不足しているという意見が前述のように20件ありました。

東工大における留学生の人数が増えていることをうけて、東工大におけるイスラム教徒の人数も増えていく可能性があり、現状と今後の動向によっては拡充を検討していく必要があります。

提言

ここ数年の傾向として留学生の人数が増えておりムショラの需要が高まっている可能性が高いです。利用者状況を調べ、ムショラの数が足りないと思われる地区があればムショラの増設をするよう求めます。また、これについては今後の動向に注視し、検討していくべきだと思います。

 


 

4.10  無線LANについて

4.10.1  無線LANの改善について

提言概要

無線LANのアクセスポイントの設置について学生の意見を参考にするよう提言します。

学生の意見

無線LANが繋がらない場所があるので改善して欲しい

具体的内容

・南4号館の3階以上の階に無線LANを導入して欲しい。

pub-netが使えないところがあるので強化してほしい。

(同様の意見が14件あります)

学生の意見

その他、無線LANに関する意見

具体的内容

・無線LANについて、パソコンだけでなく、ipod-touchも学内の無線LANを利用できるようにしてほしい。

・今年度のいつからかはっきり分かりませんが、大岡山キャンパスで無線LANが急に使えなくなりました。(すずかけでは使えます。)PCには問題がないようなので、何か大岡山のLANに問題があると思うので、早く直してほしいです。(私だけでなく、他の学生からもそのような報告があると、生協の方が言っていました。)

現状分析

無線LANに関し様々な意見が寄せられました。

これに関して研究推進部情報基盤課へ伺ったところ、無線LANが利用できなくなった等の質問に関しては大学生協や東工大ITサービスデスク(Eメール: helpdesk@gsic.titech.ac.jp) にお尋ねの際に具体的な場所(講義室名など)、ご使用の機器(機種やOSなど)、利用できなかった日時をお知らせください、との返答をいただきました。

また、無線LANのアクセスポイントの設置基準に関しては、講義室や食堂などの公共スペースを対象としているので、それに合致する場所であれば将来的な設置の検討をしてもらえるとのことです。逆に、南4号館の3階以上など専攻が管理していて公共スペースでない場合には、設置はそこを管理している部署次第とのことです。

なお、iPhoneiPod touchなどスマートフォンの接続方法についてはhttp://www.noc.titech.ac.jp/wlan/wlan-index.shtmlのページに記載の「接続設定ガイド」に既に掲載されているので、それを参考にしてもらうよう返答をいただきました。

 

このように大学としては無線LANに関するサポート対応をある程度整えていると言えます。ただ、上記のような意見があることから、学生視点の周知が十分ではなかったかもしれません。また、今回の学勢調査で無線LANに関する意見がある程度寄せられたことを考慮すると、サポートデスク等の無線LANに関する問い合わせ先が十分に周知されていなかった可能性もあります。

提言

学生視点でのサポート体制を作るよう提言します。具体的には、周知を行う際には学生がわかりやすい場所へ掲載するようお願いします。また、サポートデスク等の問い合わせ先の周知に関しては極めて問題があるという訳ではありませんが、周知の方法の改善を検討していただけると助かります。


 

4.11  防犯・安全管理について

4.11.1  防犯・安全管理について

提言概要

安全管理について

学生の意見

夜間の防犯対策について対処して欲しい

具体的内容

・銀杏並木が、夜間暗すぎてあぶない。

・防犯対策お願いします。

・街灯を夜間でも点灯すること。(省電力よりも安全優先)

・ウッドデッキのようにスロープ(芝生)のライトアップを21時ころまでしてほしい。夜になると暗くて怖いところが多い。

・資源化学研究所前の出口(駐車場と反対側)付近が暗すぎる。階段があるのにあの暗さは危険すぎると思う。現に何回か転びそうになった。

・すずかけ台キャンパスで、夜とても暗いところがあります。

あぶないので、電灯をつけてほしいです。

・夜間の学内が暗すぎるので、せめて地面が見えるくらいの外灯が欲しい。

現状分析

特別件数が多いわけではないが、夜間の防犯対策について要望が数件よせられました。前回の学勢調査2008では、この傾向は見られなかったため、注目すべき項目であると考えられます。

なお、安全衛生委員会にも学生からの直接の要望が何度か寄せられたそうで、その結果として緑が丘地区の街灯の増設や、街灯の光を遮っている樹木の枝払いなどが行われたそうです。

提言

学生の意見を反映させた安全管理を今後も続けていくようお願いします。また、学生側も安全管理で不安な場所がある場合には安全衛生委員会へ相談するようお願いします。

 


 

4.12  南5号館について

4.12.1  南5号館の建て替え問題について

提言概要

南5号館の改修工事の計画がどのように進んでいるのか定期的に告知するよう提言します。

学生の意見

南5号館の建て替えまたは補強工事を行なって欲しい

具体的内容

・それより建物の耐震補強工事を優先してほしい.先日の新聞で「菅首相が学生時代を過ごした建物(南五号館)の耐震補強工事が未着手」というニュースを読んだので,身近な,しかも重要な話題だと思う.

・とにかく南5号館をきれいにしてほしい。

(同様の意見が15件あります)

現状分析

学内向けのPDF内で南5号館の耐震性に問題があることについては指摘されます。なお、他にも耐震工事が遅れている建物がある中で南5号館が特に注目されている原因としては、ニュースで取り上げられていること。そして、南5号館が建てられた時期が古いことが考えられます。

南5号館の建物改修については大学としての改修の最優先事項として要求したそうですが、平成23年度予算としては認められなかったそうです。これに関しては大学の範疇を超えた問題なのでどう仕様も無い問題です。

ただ、予算が取れず改修工事が進まない場合でも、そのような事情を説明するだけでも学生の不満・不安が軽減されると考えられるので、改修工事の計画がどのようになっているのかについて伝えていく努力は必要だと考えられます。

(参考URL[学内の建物の耐震性について]学内からのみアクセス可:

http://www.sisetu.titech.ac.jp/gakunainews/taishinnka.pdf

(参考URL[南5号館の耐震性に関する外部のニュースサイト]http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100920-OYT8T00243.htm

提言

南5号館の改修工事についてどのように計画が進んでいるかを、南5号館の利用者にわかるように定期的に周知するように提言します。

具体策として、南5号館内の掲示板等に周知用の文章を載せたり、南5号館の研究室の教職員・学生にはメールで連絡したりするなどの方法が考えられます。

 


 

4.13  個人用ロッカーについて

4.13.1  個人用ロッカーについて

提言概要

個人用ロッカーについて学生の要望や実情を考慮し、検討するよう提言します。

学生の意見

個人用ロッカーが欲しい

具体的内容

・個人用ロッカーをもっと導入してほしい。毎日重い教科書を担いで登校するのはしんどい。

・個人ロッカーがあるととても良いと思う。サークルに所属していない学生に特に便利だと思う。

(同様の意見が計7件あります)

現状分析

4.13.1-1のように学部1・2年生からの要望が多く、学部1・2年生の一番欲しい施設・設備となっている。この理由としては、学科にも寄るが学部1・2年生が自由に使えるロッカーが大学から支給されない場合が多く、一方で学部1年生は体育の授業のための荷物を用意する必要があるからだと推測される。なお、図4.13.1-2からサークル未加入者よりもサークル加入者の方が個人用ロッカーを要望していることが読み取れるので、サークルに加入している人はサークルのロッカーで十分というわけではなさそうです。

また、図4.13-1.3のように類・学科・専攻別に見ると、所属ごとで要望に極端に差があることがわかる。これは現段階で個人用ロッカーがあるかどうかに左右されていると考えられる。

提言

学生からの要望が多かった類や専攻において、学生生活の実態を考慮しつつロッカーの設置を検討するよう提言します。

 

図 4.13.1-1  学年×欲しい施設(ロッカー)

 

 

図 4.13.1-2  サークル加入_学年×欲しい施設(ロッカー)

 

※上位3項目を赤字で表記

図 4.13.1-3  類・学科・専攻×欲しい施設(ロッカー)


 

4.14  セブンイレブンについて

4.14.1  セブンイレブンについて

提言概要

セブンイレブンの営業時間については出来る範囲での改善をお願いします。

学生の意見

営業時間・営業日を拡張して欲しい

具体的内容

・コンビニを土日も使えるようにして欲しい。

・セブンイレブンには期待していましたが、休日や深夜など利用したい時間帯に限って開店しておらず、がっかりしました。

学部生にとっては十分かもしれませんが、研究室所属者にとっては不便な店です。

(同様の意見が計35件あります)

現状分析

南地区に設置されたセブンイレブンに関して、営業時間が短いといった意見や土日や夏休みに営業していなくて不便といった意見が寄せられました。これに関しては、セブンイレブンも営利団体であり利益が出なければならず、当初見込んでいたよりも利用者数が少ないといったこともあり、やむを得ない事情のようです。利用者数が当初見込みより少ない原因については、リーマンショックの影響などが考えられます。

なお、前回の調査では購買や学食の営業時間延長を求める声が多数あったのに対し、今回は少数であったことから、営業時間延長に関する要望が学食・購買からセブンイレブンへと移ったと考えられます。

提言

学生側からの要望が多いことも確かですが、現在の営業時間になって経緯に関してはやむを得ない状況もあると考えられます。なので、今回は提言としては様子見とします。ただし、次回以降の調査でも学生側の不満が増えていくようであれば、業者の再選定をすべきかどうかといった議論も起こってくる可能性がありますので、セブンイレブン側にも可能な範囲でいいので営業時間等の改善をお願いします。

 


 

4.15  講義室について

4.15.1  授業を受けにくい講義室について

提言概要

学生の意見を参考にした講義室の改善をお願いします。

学生の意見

授業を受けにくいので改善して欲しい

具体的内容

・縦長すぎて席がないときは見えづらい。

・椅子が固いのでお尻が痛い。

(同様の意見が多数寄せられました)

現状分析

授業を受けにくい講義室があるという意見は多数寄せられ、図4.15.1-1・図4.15.1-2のようになった。ここからわかるように、全ての講義室が受けにくいと評価されているというよりは、一部の講義室が受けにくいと思われている可能性が高いと思われる。ただし、この意見数はその講義室を使う学生の数を反映させていないので、様々な学生が使うような講義室の方が多くなるという傾向は見られるかと思われる。

なお、大学側としてもどの講義室が受けにくいかを独自に調査し、改善を行っているため講義室の使用環境は改善されつつあると考えられます。ただし、教室の形や教室に備え付けの設備など改善が難しい物については改善が進んでいないようです。

提言

今回のアンケート結果も参考にしつつ、講義室の整備を今後も進めていくようお願いします。なお、今後の整備に活用してもらうため、担当部署にはより詳細なデータをお送りします。

図 4.15.1-1  受けにくい原因

図 4.15.1-2  受けにくい教室としての意見数一覧

 


 

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2010 Tokyo Institute of Technology