3.  サービス関連

重要性が高い項目

3.1  事務手続き・情報伝達の一元化

3.1.1  事務手続き・情報の一元化について

提言概要

 事務窓口の一元化や情報伝達の一元化の方針として、以下の二つを提言します。

・事務窓口の一元化は不可能ですが、学生が担当窓口を把握できるように努力すること

・必要な人へ必要な情報が届くように情報を電子化すること。

学生の意見

 学生の意見として、事務窓口に関して、様々な事務処理施設が散在していて不便である点、事務処理が非効率である点が挙げられました。

 また、情報伝達に関して、掲示板が教務課、専攻で点在しており、情報把握がしにくい点、新しいイベント、制度等の学生への周知がうまくいっていない点が指摘されました。

 

具体的意見

【事務窓口関連】

・事務窓口の一元化は強く希望します。様々な事務処理施設が散在していて不便と感じることもあり、また事務処理自体が非効率になりえます。施設全体の配置を改善すればもっと有効なスペースが生まれると考えます。

・各種手続きに書類の提出が多すぎる。電子化及び手続きの簡略化を進めるべきだと思う。

・事務手続きの一元化は結構難しいと思います。しかし、もしできるなら実現して欲しいですが、その前に、事務員の職員数をもっと増やして欲しい。

 

【情報伝達関連】

・情報の提示方法について.掲示板を使っての伝達方法では見落とすことがあったり、複数の個所に点在するそれぞれの掲示板をチェックする必要があったりし、手間がかかったり、情報漏れが起こることがある.また、急な連絡の場合対応が追い付かないことも起こる.そこで、学内にある掲示板類をまとめて、web上で確認できる体制を整えてもらいたい(すでにあるのに私が気付いていない場合はすいません).特に、教務課・入試課・支援課などの情報は学務部としてまとめて検索などができると非常に助かる.

・イベント・制度等の学生への周知が一元化されていないために、活かされていないものが多いように感じる。大学内の掲示板などの乱立を見ると、学内広報が、大学側の部署によって既定されていて、学生側からの利便性・認識性などを考慮していないように思う。

・講義棟にある学科の掲示板の内容を、すべてweb上で確認できるようにしてほしい。

・不特定多数に向けた情報は学内の掲示板を使い、知らせる相手が決まっている情報はインターネット、メールを通じてなど、完全に振り分けて知らせるようにしてほしい。

(他計約20件)

 

現状分析

【事務窓口関連】

学生の意見を分析した結果、学内に多数ある窓口から、適切な窓口を選ぶことが難しいという状況となっていることが把握できました 。(図3.1.1-1から、事務窓口を1カ所にまとめたセンターを望んでいる学生が約300名いることがわかります。)

そこで、事務窓口が一元化できないかという点について教務課に質問したところ、教務課では、学生の事務手続きを効率的に行うため、①学生全体に関わる事務手続きに関しては教務課、②専攻に関わる事務手続きに関しては専攻事務、と窓口を大きく二つに分けているということが分かりました。このため、事務窓口一元化の方向は難しいと考えられます。ただし、部分的に一元化した方がいいところはあり、遺失物に関しては窓口を一元化する予定です(詳細は3.1.2遺失物の窓口一元化を参照)。今後の方向性として、学生がどの窓口を利用するのが適切かを把握できるような事務窓口の一覧表を作成するなどの対応が考えられます。これに関しては、大学ホームページ内に一覧表のPDFが設置されていますが学生に十分周知されていない可能性があります。また、来年度の新入生向けに同様な冊子を作成し配布予定だそうです。

図 3.1.1-1 学生用掲示板・電子掲示板の充実度

 

【情報伝達関連】

現状分析として、各専攻や各部署の掲示板で連絡が止まっているため、幾つもの掲示板をチェックしなければ不便であるといったことや、情報を見逃しがちであるという意見が寄せられました。

これを解決するためには、掲示板でのみ連絡を行うのではなく、同じ内容を教務Webなどにて連絡することが考えられます。その際には、専攻に関係する情報はその専攻の人へ、授業に関係する情報はその授業を履修している人へ、全学へ関係する情報は全学へ連絡するといった配慮が重要と考えられます。

 

学勢調査2008との比較

 教務Webシステムについて学勢調査2008ではユーザーである学生と教員の意見をより取り入れたシステムを構築するとあり、現在改善途中であると言えます。

 

具体的提言

【事務窓口関連】

まず、事務窓口に関して、今後完全一元化の方向はありませんが、部分的に一元化すべきところについては、一元化を進めていくことを提言します(詳細は3.1.2遺失物の窓口一元化を参照)。また、学生がどの窓口を利用すればいいのかわかるようにする事務窓口一覧については、引き続き周知を頑張ってもらいたいと思います。

【情報伝達関連】

各専攻と教務課・学生支援課の連帯の強化が挙げられます。具体的には、休講情報や試験の情報など授業に関する情報を各専攻の掲示板で止めるのではなく、教務課に連絡して履修者全員に周知がされるようにすることが挙げられます。

 


 

項目別提言

 

3.1.2  遺失物の窓口一元化

提言概要

遺失物の窓口を一元化すべき

学生の意見

遺失物の窓口を一元化してほしい

具体的内容

・遺失物の収集を統一してほしい。教務課や各講義棟の事務室など、現在、それぞれ独立に収集しているため、どこに問い合わせればいいかわからない。(合計3件)

現状分析

 現状では、遺失物は学生支援課や教務課など複数の部署で管理されており、遺失物を探す際には複数の部署に問い合わせなければならず不便でした。

 これに関して学生支援課に問い合わせたところ、遺失物に関しては最終的に窓口を一元化してWebで落としたものの特徴、拾った場所などを見られるようなシステムを構築予定とのことです。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

学生が問い合わせる際に困らないような遺失物管理体制の構築をお願いします。

 


3.2  教務Web・OCW関連

3.2.1  教務Web関連

提言概要

教務Webシステムのさらなる機能の追加

学生の意見

教務Webでもっと多くの情報を閲覧できるようにして欲しい

具体的内容

・卒業あるいは修了要件を満たすために何の科目があと何単位必要なのか(Web等で)確認できるサービスがほしい。

(合計4件)

 

・学科内で自分の席次を知ることができるシステムが欲しい。

・教務webシステムで、どの講義をとるか選んでいるときに、同時間の講義を複数選択可能に出来ませんか。選んでる際も1つしか選択できないため、比較しにくいです。

(合計約10件)

現状分析

 教務Webシステムは2009年度より施行されたシステムであるため、まだ発展途上中であり、それゆえに様々な意見が出てきました。今後はできる限りユーザーである学生と教員に使いやすいシステムとなる必要があります。

学勢調査2008との比較

現在改善の最中。教務課からは「今後も引き続き、学生・教員からの意見を取り入れて、利用しやすいシステムの構築を目指します」という回答を得ました。

提言案

システムの都合や大学の方針との兼ね合いで実現可能な機能、実現不可能なシステムがあるかと思いますが、なるべく学生の意見を取り入れたシステム作りをしていくようお願いします。

その際、今回寄せられた意見にある、卒業あるいは修了要件を満たすために必要な科目や単位数、学科内での席次を見ることができるシステムの実装について検討していってもらえればと思います。また、教務Webシステム内で教務Webシステムに関する要望を言いやすくするようなシステムを作ることで学生の意見を取り入れる努力もしてもらえればと思います。


 

3.2.2  OCW-i関連

提言概要

教員にOCW-iをより活発に活用してもらう

学生の意見

先生方にもっとOCW-iを活用して欲しい

具体的内容

OCW-iを利用する教員と利用しない教員がいて、学習環境に大きな差が出ています.あえて違う先生の授業にもぐりこんで授業を受ける友達もいるくらいなので、さらに改善をお願いしたいです.

OCWの休講情報やハンドアウトのアップロード情報は非常に便利です。もっと多くの先生に広めてもらいたいです。

(同様の意見が計4)

現状分析

 現状として、OCW-iを使うかどうかは教員の自由意志に任されています。そのため、比較的年配の教員を中心に、活用していない場合が多くあります。これは、ITスキルの問題もありますが、教員へのOCW-iの利便性及び具体的な使い方に関する情報が伝わっていないことが背景としてあります。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

・教員にOCW-iの活用法についてレクチャーする機会を設ける。

・授業アンケートで教員がOCW-iを活用していたかどうかを評価する項目を作る。

 


 

3.3  就職関連

3.3.1  就職支援全般について

提言概要

就職サポートの充実(特に学部生や文系就職希望者)

学生の意見

3.3.1-1からわかるように、サービスに関する各項目のうち、進路および就職に対する要望が最も多くなっています。また、図3.3.1-2より、就職活動を控えた修士1年が過半数であることを筆頭に幅広い学年からの要望があります。

また、今回、自由記述として、就職支援の強化を求める意見は全体で14件寄せられました。特に、学部、専門外就職に対するサポートを求める声が4件あります。

具体的意見

・就職(学部卒を含む)のサポートを特に充実してほしい。

・文系就職に関するサポートを充実させてほしい。

・やはり就職活動を行う学生に対する環境が不全であるように思われる。自分は修士1年の学生であり今年から就職活動を行ったが、振り返ってみると、この大学にいた学部3年生の時は今のような活動はできなかった様に思う。それはやはり情報が不足していること、大学からの大々的なイベントが軽薄であったことなど、やはり環境として学部生の就職活動を全く応援していないという点を考えてしまった。修士になった現在でも就職活動に苦労している点を鑑みると、修士1年生に対してはもちろんのこと、特に学部3年生への大学からのアプローチが薄いように思われる。

同様の意見が4件あります             

現状分析

東工大のキャリア支援については、まず学科、専攻の教員が中心となって行い、それでは対応が難しい全学的な就職ガイダンス等の開催や文系就職などの場合には学生支援センターが支援を行っています。(学生支援センターHP参照:http://www.gakumu.titech.ac.jp/gakuseisien/career/index.html なお、学生支援センターの学生向けの活動内容は近年拡充しており、各種就職セミナーや、講義「キャリアデザイン」の開催、キャリアアドバイザーによる個人面談などがあります。今後もさらに、学生のニーズに合った支援を拡大する必要があります。

次に、学部就職や文系就職について述べます。東工大学部生の約90%は修士課程へ進学し、学部卒での就職は10%です。学部卒就職や文系就職は、学科、専攻による支援を受けにくく、また講義等カリキュラムによる制約を受けやすいこともあります。そのため、学生支援センターが中心とした全学規模のバックアップが特に必要です。実際、学生支援センターでも対策をしつつありますが、まだ足りていないというのが実情のようです。

学勢調査2008との比較

なし

具体的提言

引き続き、学生支援センターには学部就職や文系就職の人へ向けたサポートを充実していくようお願いします。

具体的には、学部卒での就職を希望する学生に特化した支援(セミナーや講義)を行う、文系就職の学生へ商社、コンサル、金融など業界別のセミナーや情報交換会の開催を行う、などといった対策が考えられます。

 

図 3.3.1-1  どのようなサービスが必要とされているか

 

 

図 3.3.1-2  進路・就職に関する情報が得られる企画・活動等サービスが必要か

 

3.3.2  セミナーの曜日分散について

提言概要

就職・キャリアに関するセミナーを、曜日を分散させて行う。

学生の意見

就職活動等のイベントを特定の曜日に集中させるのではなく、分散させる。

具体的内容

・就職活動等のイベントなどが、基本的に水曜日に集中している。
水曜日はゼミが固定であるため、参加できないことが多い。
その他の曜日への振り替え等の対策を希望します。

・女子学生・女性研究者対象のセミナー等が開催される木曜日に研究室の行事が重なり、一度も参加できず残念。曜日に幅があるとうれしいが、セミナー自体が少ないので難しいだろうかとも思う。

現状分析

 現在、前述の就職セミナーについては、主に水曜午後を中心に行われています。これは、学部では水曜午後に授業をほとんど行わないので、参加しやすいとの配慮によるものです。しかし、就職支援の項目で述べた通り、就職希望者の多くは大学院生であり、参加できるか否かは授業の都合よりむしろ研究室の都合との兼ね合いとなります。そのため、水曜に研究室のミーティングを行っている場合には参加が難しくなるという現状があります。ただし、学生支援課としてもその点は配慮し複数回に分けて開催できるような場合には曜日を変えるような努力はしているものの、開催できる日数の関係で分散しきれていないようです。

学勢調査2008との比較

なし

提言

学生の意見を参考に、大学院生も参加しやすいような日程決めを今後も頑張ってもらいたいと思います。

 

3.3.3  OB・OGとの交流について

提言概要

大学と蔵前工業会との連携を強化し、学生のキャリア形成につなげる。

学生の意見

東工大卒業生との交流の場を持ちたいという意見です。就職に直結したところでは、卒業生による説明会の開催を求める声があります。またそれ以外に、卒業生との交流を通じて、広く将来のキャリアを考える契機としたいとの意見もあります。

具体的内容

・就職活動に関連する、しないにかかわらず、大学が企業などの若手から取締役まで幅広く社会に出て活躍しているOBOGと接する機会を積極的に増やして、縦のつながりを強化していくことに積極的に取り組んでほしい。

・就職に関して。複数のOBの方に来ていただき、ブースを用意し、直接話をするイベントを作ってほしい。私立の大学では行われているようです。

・就職活動のためだけでなく、卒業生の話を聞ける機会があるとより進路のイメージがつかめるかも。企業内の研究者とか公務員、経営者になった人とか。
でも、就職活動に特化したような講演会は、大学でやることじゃないし、スマートじゃないのでやめてほしい。

同様の意見が3件あります

現状分析

 大学としての卒業生との交流を考える際に、最も大きな選択肢は蔵前工業会の活用です。現在、蔵前工業会の試みとして、蔵前ゼミと称して、卒業生と学生との交流が、大岡山、すずかけ台の両キャンパスで年数回行われています。学生支援センターとしては、学生の卒業生交流に対するさらなるニーズを把握しており、蔵前工業会との協力体制の強化について前向きに検討したいとのことです。なお、学生支援センターでは、企業に就職したOBOGの話を聴く機会として「東工大生の仕事とキャリアセミナー」を両キャンパスで開催しています。

学勢調査2008との比較

なし

提言

全学規模で、蔵前工業会との連携を強化し、キャリア支援面における学生と卒業生との交流をしやすくするよう努力する事を提言します。

 

図 3.3.3-1 先輩や卒業生の交流する企画・活動が必要かどうか


 

3.4  留学・留学生関連

3.4.1  留学関連

提言概要

留学の、全学協定と部局間協定の情報伝達の一元化・強化

学生の意見

留学について、積極的な情報提供を求める意見が得られました。(図3.4.1-1)具体的には、留学フェアの回数を増やす、留学関連のホームページを充実させる、また学科・専攻等による部局間協定についての情報提供の強化を求める声が寄せられています。

具体的内容

・留学やインターンシップ、就活情報等に関して、専攻、学科単位、学部、研究科単位、全学などさまざまな枠があり、わかりにくい。一か所にすべて情報をもとめて掲示してほしい。調べる手間ばかりかかり、有益な情報を逃してしまうことが多々あった。事務的な管轄は違っても、同じ場所に情報を載せてほしい。

・海外留学(学科、専攻などから経済的な援助を受けられるもの)の紹介をもっと積極的にして欲しいと思う。
研究室に所属すると、海外留学の支援制度に関する情報を研究室のメーリングリストなどで知る機会があり、自分が思っていた以上に制度が充実していると感じたが、準備に数ヶ月かかることもあるため、できれば学部時代からそのような情報が学生全体に周知されるような環境を整えて欲しい。

留学フェアをもっとやってほしい。

同様の意見が3件あります。

現状分析

現状、東工大の留学制度については、留学生交流課が管理する東工大生全体を対象とした全学協定等に基づくものと、各専攻や研究科単位で管理し、その部局に所属する学生を対象とした部局間協定等に基づくものとの2種類があります。情報伝達は、全学協定については、年1回各キャンパスにおいて開催の留学フェアや、「東工大生のための海外留学のてびき」冊子および国際室の海外派遣留学のページにて、周知がなされています。部局間協定については、担当する部局が独自に情報周知を行っています。

なお、部局間協定については、研究室所属学生への指導教員からのメールなど、研究室単位での情報伝達が主です。そのため、教員の留学への積極性やメール転送の有無に情報伝達が依存することや、研究室未配属の学部生には情報が伝わりにくいという現状があります。「東京工業大学学術交流協定校一覧」(http://www.ipo.titech.ac.jp/data/agreement.html)には全学・部局間協定の両方が掲載されていますが、例えば工学系独自の部局間協定(http://www.eng.titech.ac.jp/support/graduate/abroad.html)にある協定校は、協定校一覧には掲載されていません。また、「東京工業大学学術交流協定校一覧」からは、その部局間協定のプログラムの概要、および問い合わせ先が分かりません。留学には語学や資金面において早めの準備が必要なことから、学部時代から部局間協定についても、全学協定同様に十分な周知を行う必要があります。

また、留学プログラム申請の事務手続きや人員の都合上、全学協定と部局間協定とを一括して1つの部署で管理することは困難という話を、キャンパスミーティングにて留学生交流課から伺いました。なお、留学フェアに関しては、今年度は大岡山で約280人、すずかけ台で約100人の参加であり、留学希望者は一定以上の割合で参加していると考えられます。

学勢調査2008との比較

なし

提言

部局間協定と全学協定との一括した情報提供(情報の一元化)、および情報伝達の強化を提言します。具体例として以下のようなものが考えられます。

 

・国際室の海外派遣留学ページでの部局間協定の掲載

 全学・部局間協定に関わらず、Webにて留学情報を1つのサイトで一括して掲載します。もしくは、部局間協定に関しては、各プログラムの概要と問い合わせ先を掲載し、各プログラムの入口を統一します。同時に、各部局間協定校の確実な掲載を提言します。

http://www.iad.titech.ac.jp/studyabroad/top

http://www.ipo.titech.ac.jp/exchange/send.html (注)

(注:新サイト。平成232月現在、開発中。)

 

・「東工大生のための海外留学のてびき」への部局間協定の掲載

「東工大生のための海外留学のてびき」内の全学協定一覧( 3.4-2)と同様に、部局間協定に関しても一覧にまとめ、掲載します。

 

・留学説明会の開催

 留学フェアの開催回数の増加を提言します。もしくは、派遣交換留学など人気のあるプログラムに関する小規模な説明会を提言します。

 

図 3.4.1-1  留学・海外生活に関する情報が得られる企画・活動が必要かどうか

 

図 3.4.1-2  「東工大生のための海外留学のてびき」内の各協定の一覧表


 

提言概要

留学、特に人気プログラムの人数枠拡充、および留学環境の整備

学生の意見

留学の門戸を広げることへ要望があります。特に、短期留学や長期留学について、幅広いプログラムを求める意見が寄せられています。

具体的内容

・交換留学制度について、交換可能人数(日本人東工大生が海外へ)を増やして多くの人が留学できるようになれば良いと思う。

・超短期留学の紹介が大学を通してあったら嬉しい。

・大学院でも二年間の留学がしたい。現状では本学でも最大二年間の休学・留学はできるが、海外大学とは学期がずれているため、二年間の休学で二年間留学できるとは限らない。(同様の意見が2件あります)

現状分析

 現在の留学プログラムは、派遣交換留学の他、海外での学位取得を目的としたプログラムや、短期海外インターンシップなどがあります。これらにおいて、人気のあるプログラムはすぐに埋まり、また不人気のプログラムは枠が余る傾向にあると、キャンパスミーティングにて伺いました。

特に人気があるプログラムとしては、欧州の大学への交換留学や、海外インターンシッププログラムであり、不人気なものとしてはアジア圏への交換留学が挙げられます。これは、比較的留学準備のしやすい欧州の大学や、期間的に参加しやすい短期プログラムに人気が集中する結果と考えられます。これらの背景には、修士卒での就職を考えた場合、留学をする場合は修士の在学延長がほぼ必須であるとともに、留学希望者が躊躇することがあると考えられます。(学部では在学延長が認められておらず、修士では就職、研究活動と重なるため)

また、各種交流協定による留学は、東工大と相手大学との学生の交換留学が原則となっています。そのため、東工大からの派遣学生が多くても、本学へ受け入れる相手大学からの派遣学生が少なければ、人数枠を増やすことが難しいといった現状もあります。

また、留学を希望する東工大生の語学力が十分ではなく、相手大学が要求する語学基準に到達しないことにより、出願が受け付けてもらえずに、協定に規定された人数枠を満たすことができない結果となっている場合も多いようです。

学勢調査2008との比較

なし

提言

・人気プログラムの人数枠の拡充

人気のあるプログラムの人数枠拡充をお願いします。ただし、現状分析より困難な現状があるため、実現性は高くはありません。

・各種民間のプログラムの紹介

人気プログラムに参加出来なかった学生に対して、民間の各種留学、インターンシッププログラムや奨学金の紹介を提言します。

・留学のしやすいカリキュラムの整備

授業日程や就職活動時期等の問題、また教育方針等の問題から困難とは思いますが、留学しやすいカリキュラムの整備を提言します。

 

3.4.2  留学生との交流

提言概要

西1号館の整備により,留学生と日本人の交流を促進する。

学生の意見

留学生との交流の機会がほしいという意見があります。

具体的内容

・留学生の友達がほしいので,ペンパル紹介や,交流会を開いてほしい。

・留学生との交流に関する情報が手に入れにくい。留学生交流を企画する団体も広報活動が難しいと言っていた。

同様の意見が2件あります。

現状分析

 交流活動をする場所とサポート体制は整っているようです。

では,学生日本人交流するとして,西1号館げられます。ここには,学生センタ学生する日本語講義室があり,1のラウンジでは学生との交流可能です。しかし、大半日本人学生はこのことをらないのが現状のようです。

留学生センターは 、東工大内の外国人留学生、研究員、教員の日本語・日本事情教育、および留学生と日本人学生の交流促進をサポートする役割を担っています。また、地域ボランティア団体が、外国人留学生、研究員、教員の家族への日本語のサポートを行っており、留学生センターは教室提供などの協力を行っています。ただし、国際交流活動は学生が自主的に行うものであるため、留学生センターが主体となって運営するものではなく、また大学側が学生の課外活動を管理するべきではないのでは、ということでした。

また、留学希望者を含め、学生(日本人・留学生)の英語コミュニケーション能力の伸長を目的とした、HUB-ICS (International Communication Space, http://www.ipo.titech.ac.jp/ics/index.html ) が西9号館1階に設置されています。ここには、各種英語メディア(ニュース、雑誌)の提供の他、英語による各種イベントを行っています。ただし、学生の認知度が低いほか、イベントへの日本人学生の参加状況が芳しくないという現状があります。これに対し、ICSも学生を対象とした企画を最大限努力しながら行っているが、その広報・周知の方法は手探り状態であるとのことです。

なお、大学の公式業務として行ってはいませんが、留学生センターや東工大での外国語教育を管轄している外国語研究教育センター(http://www.flc.titech.ac.jp/)の各教員や相談室に問い合わせれば、ペンパルや母国語を教え合うLanguage Partnerなどを探す手伝いをも出来るということです。

学勢調査2008との比較

なし

提言

○広報活動充実の努力(留学生センター、ICSへの提言)

英語での交流に興味関心があると考えられる学生として、例えば、

・留学生

・日本人学生留学希望・経験者

・比較的レベルが高い英語語学講義、留学希望者向け講義の受講者

 ・英語による講義(文明科目など)の受講者

TISASAGEESSなど英語を用いるサークルのメンバー

月曜英語カフェ(外国語研究教育センター)の参加者

などが考えられます。こういった学生に対し広報活動を行うことが、比較的効果が高いのではと考えます。

また、チラシやメールなどの一般的な広報はすでに実施されているということなので、例えば現在すでに実施されている英語が関わる活動を、ICSなどにて実施することも、広報になるかと考えられます。例えば、語学、英語を用いた講義形式のイベント、月曜英語カフェをその場で実施できれば、英語に関心がある学生が、定期的に訪れることになるのではないでしょうか。

 

○学生への提言

 現状分析より、国際交流のための場所とサポート体制は整っています。交流活動は学生主体で企画・運営・参加するものなので、実際にこれらの場所を訪れることで、自ら活動していくことも大切なのではないでしょうか。

 

3.4.3  留学生への経済的支援

提言概要

留学生の生活における経済支援の不満解消が必要とされます。

学生の意見

留学生用の奨学金の現状に不満があると報告されています。

具体的内容

Give me financial aid and to finish master course so I can be able to go to doctoral course.

Must increase scholarship for privately funded qualified researchers.

More scholarship for qualified researchers.

・留学生に経済的な支援がほしい。(奨学金の種類や金額や機会などが増やしてほしい)

意見11あります。

現状分析

・図3.4.3-1からわかるように、東工大における留学生の人数は近年増加傾向にあり、大学としても経済支援を含む支援が追いついていないとの認識があるそうです。

・奨学金の数が増えることは現状ではとても難しいという報告を学生支援課のほうから受けました。

・留学生センターでは学生支援課と協働して新入生オリエンテーションを実施しています。また、留学生はほぼ全員が日本語を履修するため、個々の留学生をある程度把握出来ているそうです。場合によっては、アルバイトの紹介など個人的相談に応じているケースもあるということでした。

学勢調査2008との比較

2008よりアンケトにじた学生大幅えたものの,奨学金への比較的少なくなったとられます。これは,現在進行中奨学金制度が全体的な学生をある程度,解消したとえていいとできます。

提言案

留学生の生活支援の不満解消のため,生活費を正確に把握し、個人差を考慮したうえでの生活支援をやってみることを提案します

 生活費を考慮したうえでの経済的支援をする考えを加えることが,奨学金に対する不満の解消につながるところがあると考えられ,支援方法の一部改善が必要と考えられます。

図3.4.3-1 留学生の人数の変化


 

3.5  経済的支援関連

3.5.1  奨学金・授業料関係

提言概要

奨学金・授業料免除の広報強化によって、より必要とする者に支援する

学生の意見

奨学金・授業料免除の充実を求める声があります。

具体的内容

・可能であれば、給付型奨学金を充実させ、手続も簡略化して欲しい。

・博士課程で最低限の生活費と授業料が保障される研究生活を送りたい。

 そうでなければ、いくらモチベーションがあっても入学することが不可

 能である。

・授業料免除の予算を増やして欲しい。

(同様な意見が32件あります)

現状分析

給与型奨学金や、学費の減額を求める声が高まっています。図3.5.1-1から分かるように仕送りの少ない修士課程や博士課程の学生は多く、そのような学生からの意見が特によく見られました。

2010年度前期の申し込み数と採用者数は給与奨学金が485名中80名、授業料免除が933名中719名となっています。

経済支援の充実を求める声は多いものの、学生支援課によると奨学金や授業料免除の増枠は、奨学財団や国の予算に依存するため非常に困難とのことです。

なお、今年度から奨学金の資料の連絡を新学期向けオリエンテーション内で行なったところ、昨年度に比べ応募数が多かったそうです。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 引き続き、ガイダンス等による奨学金や授業料免除に関する広報活動を強化し、経済支援が必要な人が確実に申請を行えるよう対策することを提言します。

 

図 3.5.1-1  課題×1ヵ月の仕送り

 

3.5.2  TA・RA関連

提言概要

TA/RAの「労働時間」基準の明確化・全学統一

学生の意見

TA/RAの待遇改善が求められています。

具体的内容

・博士課程に進学することにしましたが、研究生活を送る上で金銭的に非 常に厳しいです。TA/RAやアルバイトに関して補助を切望します。

・1)TA業務依頼の時点で、謝金額の話をすることを義務化する

 2)講義の準備など、業務時間数が分かりにくい場合は、何らかのチェ

   ックを行う

 といったことが必要ではないでしょうか。

(同様な意見が6件あります)

現状分析

TA/RAの待遇については専攻により大きな差が存在しています。その原因として、「どのような業務が業務時間として認められるか基準が定まっていない」ことが挙げられます。ある専攻では実働時間がほとんど0の場合でも謝金が振り込まれ、またある専攻では準備に数十時間をかけたとしても数時間分しか認めないなど格差があり、TA/RAは専攻が認める業務時間と実際の労働時間の乖離に対し不満を抱えています。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

専攻の認める「労働」の最低限度の基準を明確にし、それを全学的に統一することを提言します 。具体的には、各研究室でのTA/RAの実態を調査し、それを元に労働に該当する作業を設定を行い、その作業にかかる最低限度の時間を決めるといった事が考えられます

3.6  サークル関連

3.6.1  サークル支援体制の向上

提言概要

サークルとの話し合いの場を設ける

学生の意見

サークル活動、課外活動をもっと積極的に支援してほしい

具体的内容

・東工大は、研究面でのサポートは充実していると思いますが、サークル活動への関心は薄いように感じています。講義室の開放や補助金等について、もっと真剣に検討してください。

・技術系サークルには大学を挙げての支援を望みたい。

(合計8件、原文まま)

現状分析

 東工大には数多くの公認サークルが存在しますが、このようなサークルに対する東工大の支援体制は整ってないのが現状です。この背景として、サークル同士およびサークルと大学とのコミュニケーションが欠けている可能性が考えられます。というのも、体育系サークルは毎月1度代表者会議を開き、情報交換を行っていますが、それ以外のサークルではそのような場がありません。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

・定期的にサークルとの話し合いの場を設けることを提言します。

 

課外活動の補助金にも限度があり、サークルへの支援としてできることは限られるかもしれませんが、話し合いの場でお互いの事情を共有することで解決する問題もあるので、話し合いの場を設けることが重要だといえます。

図3.6.1-1 課外活動への参加人数

3.6.2  サークル使用設備の開放について

提言概要

現在の使用実態に合わせた使用規則を、話し合いにより作成する。

学生の意見

講義室およびサークル棟の利用拡大を求める意見があります。特に、講義室や備品の貸し出しの拡大、またサークル棟使用時間の延長を求める意見があります。

具体的内容

・サークルに対して講義室の貸出状況が悪すぎる。サークルに何の説明もせずに規制を強化するとは大人気ない。休日も講義室を使わせて欲しい。サークル棟の器物損壊やボヤ騒ぎ等いろいろ解決しなければならない問題があるが、今はただ大学側が力で無理やり抑えている状況だ。そんなにサークル活動がうっとおしいなら、開き直って「東工大はサークル活動を推奨しない」と内外に発表すればいいのではないか。

・サークル棟の利用時間(8:30-20:00)についての規則があるが、多くのサークルにとって実情とあっていなく、最近その規則を徹底する動きがある。規則を変えるかもう少し柔軟な対応が必要だと思う。

・ボヤ騒ぎでサークル棟の使用時間の厳格化が通達されたが、実情に則さず、また活動に支障をきたす。また、使用時間の厳格化と火災防止の因果関係が見えない。

同様な意見が24件あります

現状分析

 最近、サークルの講義室やサークル棟の使用に関して、規則を厳守させる方向で検討が進んでいます。これには、特定のサークルによるサークル棟の器物損壊やボヤ騒ぎがあったことが背景としてあります。

 そもそも、従来からサークルによるこれらの施設利用についての規則は明文化されてはいたものの、そこまで厳密には守られておらず、大学側もそれをある程度は黙認していました。そのため、最近になって急にサークルに対する規則が厳しくなったという学生側の認識とは実際は異なっているようです。とはいえ、急に規則を厳密に運用することになればサークルからの不満が出ることは必至で、実際サークル側からはサークルの実態にそくしていないとの声が寄せられています。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 規則の厳格化の原因はサークル側にありますが、以前と比べ大幅に方針転換している点や、厳格化がサークル活動へ大きく影響を与えている点、原因となったサークルが一部のサークルである点など多くのサークルにとって納得しづらい面もあります。なので、サークル側との大学側との話し合いの場を設け、この問題に関して話しあうことを提言します。その際、大学側としては規則の厳格化に関わった人に出席してもらうようお願いします。

 

3.6.3  サークル棟について

提言概要

サークル棟を整備、清掃し、また新設する。

学生の意見

サークル棟が古い上に汚く、また耐震の面で不安であるとの意見が寄せられています。

具体的内容

・予算の面で厳しいと思いますが、あまりに古いサークル棟など、もう少し改善してほしい。

・サークルの規模と割り当てられた部屋の大きさが不適切。50人以上でサークル棟4の一室というのはあまりにも酷すぎる。狭い中での工作機械の使用は非常に危険である。

今一度サークル棟の使用状況を把握し、部屋の割り当てをしなおすべきである。

・所属しているサークルの人数に対して部屋が狭く、地震が起きたら危ないぐらい物が密集しているので、人数に合った部屋割りを考えて欲しい。

(合計26件、原文まま)

現状分析

 サークル棟の耐震強度の問題については、命に関わる重要な問題ですが、南5号館など他の建物の耐震補強も進んでいないといった実情があり、早期解決は難しいようです。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 サークル棟の改築や新設に関しては実現が難しい問題ではありますが、いつかは対処しなければいけない問題なので他の建物との優先事項を考慮しつつ検討してもらえればと思います。

 サークル棟の清掃に関しては、サークルとの話し合い場を設けそこで具体的に学生の意見を聞き、現状の清掃状況が十分かどうかを判断してもらうようお願いします。

 


 

3.7  事務職員の対応に関して

3.7.1  事務職員の対応に関して

提言概要

事務職員の学生への対応について引き続き改善をして欲しい

学生の意見

事務職員の態度が不適切(同様の意見が計95件)

具体的内容

事務対応は、質問にスパっと答えていただけないことが多いです。それは担当者がいないとか、やったことがないとか、この書類でいいんじゃないかな?とか、不安になることがたびたびありました。

・学生に対してタメ口で応対する方がいるが、見下されているように感じてしまう。

銀行などではないのでそこまで丁寧な応対を求めるべきでもないが、ですます調で応対するくらいは心がけてほしい。

・事務職員の方の中で対応に非常な差があるように感じます。

ほとんどの方は気持ち良い対応をしてくださるのですが、態度の悪い方が一部居られると思います。

言葉が悪いようですが学生をなめたような態度は改めるべきだと思います。

(原文まま)

学生の意見

事務職員の態度良い、良くなった(同様の意見が計26件)

具体的内容

とても丁寧に対応していただいてます。

・教務課の対応は良いと思う。

・学生支援センターの方々はいつも親切に対応してくれる。

・すずかけ台の事務職員の対応は3年前に比べ格段に良くなった。

(原文まま)

現状分析

 事務職員の態度が悪いという意見と良いという意見の両方が見られましたが、悪いという意見の数が前回に比べて減っているようなのである程度改善はされているようです。それは図3.7.1-1からも読み取れます。

 ただ、現在でも「言葉遣いや挨拶がなっていない」や「対応が適切でない」、「対応が冷たい・固い」といった不満は多いので引き続き改善していく必要があるかと考えられます。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 事務職員の対応に関しては引き続き改善していくようお願いします。

 なお、学生の詳細な意見に関しては関係部署へ別途送付しますので、それを参考に対処お願いします。

図3.7.1-1  2008・2010×事務職員の学生への対応

 

 

 


 

3.8  その他意見

提言概要

証明書発行機の稼働時間の延長

学生の意見

証明書発行機の稼働時間の延長や操作性の向上

具体的内容

書類関係は証明書発行機を24時間稼働させれば可能なのではないだろうか?

・本館1階の自動書類発券機の操作性が悪い(選択に時間がかかるとすぐにカードが戻ってきてしまい、何度もPINコード入力から始めなければならない)。

・田町キャンパスに証明書発行機の設置。

(原文まま)

現状分析

 現在は対応する職員の勤務時間に合わせて830分~18時(すずかけ台に関しては1730分)までしか証明書発行機は利用できません。なお、証明書発行機の稼働時間延長については学生からも強い要望があったため、延長の予定とのことです。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

・証明書の稼働時間延長については、学生の意見が反映された延長が行われるようお願いします。

・操作性に関しては、学生の意見を反映し操作性を改善するような試みをするようお願いします。

具体的には、大規模でなくてもいいので学生へのアンケートや聞き取り調査を行うことなどが考えられます。

 

提言概要

女子学生・女性研究者対象セミナーの開催曜日の調整

学生の意見

女子学生・女性研究者対象のセミナー

具体的内容

女子学生・女性研究者対象のセミナー等が開催される木曜日に研究室の行事が重なり、一度も参加できず残念。曜日に幅があるとうれしいが、セミナー自体が少ないので難しいだろうかとも思う。

現状分析

女子学生・女性研究者対象のセミナー等を同じ曜日に開催するのは、セミナーに参加したいがその曜日が都合悪い人にとっては行きにくい。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

女子学生・女性研究者対象のセミナーについて、なるべく曜日をばらして行うようお願いします。

 

提言概要

安全衛生講習の実施内容の検討をすべき

学生の意見

安全講習関係

具体的内容

春に行われた安全衛生講習の内容の半分ほどが本質的でなく、散漫でした。この種の講習については要点を短時間で把握できることが最優先なので、内容と構成を吟味していただきたく思います。

現状分析

 安全衛生講習に関しては、総合安全管理センターにて一部ビデオ配信を行っていたりもしている。それにも関わらず、実際に講習会を開く意図が明らかになっていない。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 次回内容の検討の際、学生の意見を参考にしてもらえればと思います。

 

提言概要

一人でも多くの学生に家庭教師の紹介をできるようにするべき。重複の起きないようなシステムを導入するべき。

学生の意見

家庭教師関連

具体的内容

家庭教師を希望する学生の為の依頼の斡旋では、希望者が多く抽選になる場合が多いですが、すでに東工大から依頼を受けている学生が追加の斡旋を取るために何度も抽選を受けていたりします。登録制にするなどして一人の学生ばかりが仕事を独占しないように管理してはいかがでしょうか。大したソフトはいらないと思います。Excelなどでも簡単にできるはずです。全体としては、学生生活サービスに満足しております。自分の利用方法次第でとても有効に活用できると思います。ありがとうございます。

現状分析

 現状として、家庭教師は登録・抽選制となっているが、1人の学生が何人も重複して家庭教師ができるようになってしまうなど、均等に機会が回ってこないという問題があります。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

 学生からの意見を参考に、システムの検討を行ってもらえればと思います。

 

提言概要

田町にも教務課の出張所を作るべき。

学生の意見

田町キャンパス関連

具体的内容

・田町に教務課等事務方の出張所を作ってほしい。たとえば、東大MOTの科目履修申請のためだけ会社を休んで大岡山には行けない。

現状分析

 現状として、社会人学生は田町キャンパスに教務課の出張所がないため、書類提出のためだけに会社を休んでまで大岡山まで行かざるをえないという現状にあります。

 本件に関して、田町キャンパス内のイノベーションマネジメント研究科の事務室を教務課の代行をできないかと大学に質問をしたところ、研究科との調整が必要不可欠だという回答が返ってきました。

学勢調査2008との比較

なし

提言案

田町キャンパスのイノベーションマネジメント研究科の事務室と連携を取って、大岡山に書類を送れるようにするようお願いします。

 


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2010 Tokyo Institute of Technology