3.1.1 事務手続き・情報の一元化について

提言内容

事務窓口の一元化や情報伝達の一元化の方針として、

1)事務窓口の一元化が困難であるとしても、学生が担当窓口を把握できるように努力すること、

2)必要な人へ必要な情報が届くように情報を電子化すること

を提言します。

大学の対応

1)事務手続きの担当窓口については、本学HPの≪在校生の方へ≫に『困った時は・・・学生のためのFAQ』を掲載しており、窓口のほか手続きの仕方・必要書類等が分かるようにしています。

また、学習に関することからキャンパスライフに関することまで広範に網羅したキャンパスガイドブックを創刊し、2011年度入学者から配布を開始しました。

2)平成23年6月より、学生向けメールニュースの配信を開始しました。このメールニュースは、向こう1~2か月の情報を中心として、学務関係・学生支援関係・大学広報・その他の情報をメールにて毎月5日頃配信することとしています。

海外留学については、2010年度にHPを大幅に改訂しました。各部局で実施している海外留学プログラムを調査し、可能な限り、海外留学の手引きや本学の海外留学のHPにおいて案内ができるように対応予定です。

3.1.2 遺失物の窓口一元化

提言内容

遺失物の窓口を一元化してほしい

大学の対応

遺失物管理システムの導入が対策として考えられます。担当部署も含めて、詳細は今後検討の予定です。

3.2.1 教務Web関連

提言内容

教務Web システムのさらなる機能の追加

大学の対応

・2010年度以降の教務Webシステムの主な機能追加は、以下のとおりです。

1)学生基本情報の入力画面を新設し、それまで書面による申請が必要だった住所変更等についてWeb入力で手続きが完了するように簡便化を図りました。

2)アンケートに寄せられた意見のうち、「大学院学生が学部学生時代の成績を閲覧する機能」を追加しました。また、「全学科目の自動計算機能」は平成23年度後学期に追加する予定です。

3)教務Webシステムの機能そのものではありませんが、学生が利用する約2,000台の自転車・オートバイの登録についてWebで申請できるように機能を追加しました。学生の利便性の向上及び窓口の混雑緩和につながりました。

4)教務Webシステム内で学生の要望が聞けるシステムについては、引き続き検討していきます。

3.2.2 OCW-i関連

提言内容

教員にOCW-i をより活発に活用してもらいたい

大学の対応

1)教員のOCW-iの利用促進については、FD研修・新採用教員セミナー等でシステムの有用性を説明するとともに利用してもらう旨呼びかけています。

2)授業評価で教員がOCW-iを活用していたか否かを評価項目とする件については、教員の教育方法に関わる問題であるため慎重に検討したいと思います。

3.3.1 就職支援全般について

提言内容

就職サポートの充実(特に学部生や文系就職希望者)

大学の対応

学生支援センター主催の「就職ガイダンス」等において「学部就職・文系就職」のことは取り上げています。今後、これらの学生のニーズにより近い内容に見直したいと考えています。また、キャリアアドバイザーはさまざまなキャリアに関しての相談を受付けているので、積極的に活用してほしいと考えています。

3.3.2 セミナーの曜日分散について

提言内容

就職・キャリアに関するセミナーを、曜日を分散させて行う。

大学の対応

今回の提言を受けて、平成23年6,7月開催の進路ガイダンスでは、すずかけ台キャンパスで月曜日に開催しました。しかし、昨年までと比べ、すずかけ台キャンパスでの参加者が大幅に減少したことを踏まえ、10,11月開催のイベントについては水曜日で開催しました。

より多くの学生に参加してもらうために、今後実施するイベントにおいて、具体的な曜日、時間帯等のアンケートを実施し、その状況に応じて複数回開催することを検討します。

3.3.3 OB・OGとの交流について

提言内容

大学と蔵前工業会との連携を強化し、学生のキャリア形成につなげる。

大学の対応

現在でも、東工大の仕事とキャリアセミナー(学生支援センター)、蔵前ゼミ(蔵前工業会)などOB・OGとの交流の機会は十分与えられていると考えています。しかし、このような機会を学生に対して、十分周知しきれていない恐れがありますので、今後、情報の集約や周知方法について、改善するよう検討したいと考えています。また、平成23年度から、在学生(M1,B3学生)向けの内定者就職活動報告会を開催します。

蔵前工業会とは、蔵前ゼミ、セミナー,各種講演会等の共催以外にも,今後更に様々な形で連携を強化していきます。

3.4.1 留学関連

提言内容

・留学の、全学協定と部局間協定の情報伝達の一元化・強化

・留学、特に人気プログラムの人数枠拡充、および留学環境の整備

大学の対応

・国際室のHPに全学協定も部局間協定も掲載されています(国際事業課で管理)が、学生が閲覧できるように、海外留学のHP からリンクを張ることを検討します。ただし、協定が締結されている場合でも、具体的な学生交流プログラムが制度とされてない場合もあることを説明する必要があるため、掲載方法も含めて検討・対応していく予定です。

・派遣交換留学プログラム等で採択されなかった学生等に対しては、他の民間等のプログラムも含めて、紹介するように対応しています。2010年度に海外留学のHPを大幅に改訂して、プログラムの案内も充実させるように対応中です。

・大学の世界展開力強化事業への採択を受け、派遣先として欧米の主要理工系大学を充実させるとともに、学生の語学力向上のための施策を強化していきます。

3.4.2 留学生との交流

提言内容

西1 号館の整備により,留学生と日本人の交流を促進する。

大学の対応

西1号館は、外国人留学生に対する教育施設(日本語教育)として留学生センターが使用しており、日本人学生との交流スペースを新たに設けることは困難です。なお、現在国際室では西9号館1階にICS(International Communication Space)を設置して、外国人研究者・留学生と日本人教職員・学生との交流の場を提供しており、今後も引き続きICSを活用した交流促進のための各種取組みを進めていく予定です。

3.4.3 留学生への経済的支援

提言内容

留学生の生活における経済支援の不満解消が必要とされます。

大学の対応

留学生の奨学金は、学業成績や研究業績を重視した選考を行っています。これは、奨学金に応募する際に優秀な学生を推薦することが、奨学金を提供していただく財団等に対する当然の礼儀と思われるためです。留学生個人の生活費を正確に把握することは大変難しく、それを奨学金の選考に反映させることは、現在のところ考えていません。しかしながら、奨学金をはじめとする経済的支援はさらに必要であることは間違いなく、東工大基金をもとに奨学金を設置することを検討中です。

3.5.1 奨学金・授業料関係

提言内容

奨学金・授業料免除の広報強化によって、より必要とする者に支援する

大学の対応

従来より入学時の書類により、奨学金・授業料免除に関する書類を合格者全員に配布しています。ホームページでも案内をしていますが、今年度から学生あてメールニュースが発行されるようになったので、適切な時期に案内を送信する予定です。

3.5.2 TA・RA関連

提言内容

TA/RA の「労働時間」基準の明確化・全学統一

大学の対応

学生アシスタントの基準については,「東京工業大学学生アシスタント取扱要項」において定めています。今後も引き続き,ホームページ及びメール等にて,周知を図ります。

3.6.1 サークル支援体制の向上

提言内容

サークルとの話し合いの場を設ける

大学の対応

体育系サークルは、毎月1回代表者会議を開催し、話し合いの場を設けています。文化系サークルは、掲示板、メール、連絡用トレイを活用し、情報の共有を行っており、必要に応じ話し合いの場を設けますので、学生支援課生活支援グループに相談して下さい。

3.6.2 サークル使用設備の開放について

提言内容

現在の使用実態に合わせた使用規則を、話し合いにより作成する。

大学の対応

全学の方針に従い、安全管理等の観点から定められた使用時間を遵守する必要があります。特に、人の目の届かない深夜、早朝にサークル棟に於いて火災が発生した事例があったことから、警察、消防署から管理の徹底を要請されており、定められた使用時間に合わせた活動をお願いします。必要に応じ話し合いの場を設けますので、学生支援課生活支援グループに相談して下さい。

3.6.3 サークル棟について

提言内容

サークル棟を整備、清掃し、また新設する。

大学の対応

サークル棟の共用部分(廊下、階段、トイレ等)は、週2回の清掃を業者に委託していますが、履き物や看板などが廊下に放置され、清掃に支障を来しています。これまで、消防署の査察及び学内の安全点検等で、避難経路に障害物があり緊急時に安全が確保出来ないので改善するよう度々指摘を受けています。サークル棟で火災があったとき、直接的な原因は、タバコの火の不始末と推測されるが、間接的な要因として、ゴミなどの引火物が放置されていたためと考えられました。このため、平成22年9月9日に、サークル棟の管理責任者である齋藤理事・副学長(教育担当)(当時)が、サークルの学生代表者、顧問教員を招集し、話し合いを行った結果、サークル棟の環境整備は、基本的に使用者が自主的に行うもので、各サークル棟毎に当番制で清掃を行うこととし、当番表を学生支援課に提出することとなしました。当番表は、各サークル棟に掲示してありますので、当番サークルは、定期的に清掃を行うとともに、整理整頓に努めるようお互いに注意し合い、後輩に引き継ぎ良い環境を継続的に維持するようお願いします。

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