5.1.1 大学の指針についての話し合い

提言内容

大学や学生の目指すべき方針について、両者の話し合いの場を設けることを提言します。

大学の対応

学生の意見等を踏まえて今後検討予定です。

5.1.2 学生の学習に取り組む姿勢・意識、および視野の広さ・多様性の受容の向上

提言内容

学生の主体性や問題意識の向上を目的としたカリキュラムや授業形態の充実が、学生の学習への姿勢・意識、および視野の広さ・多様性への受容の向上に有効になるのではないかと考えました。

大学の対応

1)創造性育成科目の充実のため、その選定方法を見直しました。結果、平成23年度の登録科目は前年比3件増加の81件となっています。

2)必要性を鑑み学内でグループワークができる施設の調査を行っています。調査結果に基づき、授業担当教員にグループワークについての意向調査を実施する予定です。

5.1.3 学部生の目標意識向上のための授業の工夫

提言内容

学部生の目標意識向上のための授業の工夫

大学の対応

1)平成23年度からキャリア教育が義務化されたことに伴い、学部入学生を対象にFゼミ等で社会的及び職業的自立を促すキャリア教育を施すこととしました。

2)また、専門教育に不可欠な基礎学力を身につけるため、全学科目と専門科目の連携を強化することとして、検討を進めています。

3)さらに、幅広い視野を持った人材を養成するために、教養・共通教育の在り方についても検討を進めています。

5.2.1 学生の語学力

提言内容

本学に在籍する留学生との交流の活発化

大学の対応

1)学部の英語教育については、見直しを行い、TOEICが中心ではあるが合格基準点の引き上げを行いました。また、英語に対する学習意欲の維持向上のため、1年次に実施しているTOEIC-IPテストに加え、平成23年度から3年次の学生を対象に大学負担によるTOEIC公開テストを実施しました。TOEICからTOEFLへの移行について、大学負担での実施は予算の関係もあり難しい状況にあります。ただし、留学の際はTOEFLが要求されるため、留学を希望する学生についてはTOEFLのスコアアップを推奨しています。

2)学部においては、英語で開講している講義が少数に留まっています。学部における英語開講科目の増加について、国際室と連携しながら方策を検討しています。

3)大学院においても英語教育の改革を目指して検討を進めています。

4)学内での留学生との交流機会の提供や海外留学の促進についても教務課・国際室で連携しながら検討を行っています。

5)東工大留学フェアでは、各国出身の留学生が自国への留学について、英語により日本人学生と一対一で、説明や意見交換を行っています。

5.2.2 教員の英語力強化

提言内容

教員の英語力の強化

大学の対応

外国人教員の登用も視野に学部・大学院における英語開講科目の拡充策について検討を行っています。本学教員の英語力の強化については今後の検討課題です。

なお、学部・研究科によっては、英語による授業を増やすことを含め検討しています(理学部教育委員会等)。

5.2.3 すずかけ台キャンパスにおける語学授業の充実

提言内容

すずかけ台キャンパスの学生に配慮して授業形態とカリキュラムの再考

大学の対応

外国語教育研究センターにおいて検討を行っています。

5.3.1 学生への研究支援

提言内容

研究環境に対する相互理解を深める事を目的とした情報公開

大学の対応

研究科によっては、TRA経費の部局負担などの経済的支援を含め、HPによる情報提供の充実を図っているところもあります。

5.3.2 研究室の拘束時間について

提言内容

研究室の拘束時間が長過ぎる

大学の対応

安全室や各会議で、注意喚起を行っています。

5.3.3 大学院における研究と教育の両立について

提言内容

教育と研究の両立を図る施策の実現

大学の対応

修士課程の修了要件の見直しを行い、平成24年度より研究科目群を新設し論文指導の単位化を実施します。併せて、各専攻においてカリキュラムの体系化及びその明確化を行い、学生が教育と研究の相関が理解しやすいように学習課程を定めることとしています。

また、TA・RA制度の充実・活用について検討していきます。

5.3.4 研究室同士の交流

提言内容

公開セミナーの広報の強化

大学の対応

研究室の公開セミナーや卒業論文・修士論文・博士論文の発表会の日時や場所については、各専攻のHPに掲載されています。そのため、学生には、関連している分野については、興味がある専攻分野のHPを定期的に確認するようにお願いしています。しかし、学生に認知されていないようであれば、ガイダンスやオリエンテーションの際に、この点を説明するなど様々な機会を通じてお知らせすることを検討します。なお、各分野に限定したセミナーではなく、全学を対象とした公開セミナーについては、本学HPトップのイベント覧に掲載しています。

5.4.1 授業評価アンケート

提言内容

授業評価アンケートについての現状報告

大学の対応

授業評価アンケート結果については、教育工学開発センターで統計処理後、教務課でデータを保管しています。データの利用には各部局の承認が必要です。

研究科によっては、教員もほぼ出席する学生主導の発表会を行っているところもあります(事前に提出された学生からの要望についても、その場で学科長・専攻長が回答)。HPで公開している研究科もあります。

5.4.2 教員に対する意見の現状報告

提言内容

教員に対する意見の現状報告

大学の対応

FD研修において、白鳳大学赤堀教授より「大学授業の教授法」について話題提供してもらうほか、参加教員によるワークショップにおいても「わかりやすい授業とその実践のこつ」や「授業改善」について議論しました。

5.4.3 授業の出席状況・出席点についての現状報告

提言内容

出席点制度や授業に出席を課す事への不満

大学の対応

各授業科目の成績評価は、各授業担当教員に委ねられているため、全学的には出席点に関し議論したことはありません。今後の課題とします。

しかしながら、授業はやむを得ない状況が発生しない限り、出席して当然と思われます。

5.4.4 社会人学生への配慮

提言内容

社会人学生への配慮の拡充

大学の対応

15時以降の開講、11.12時限の設定、土曜開講等の配慮をしています。

また、実際には夜間や休日に研究指導をしている研究室もあります。

5.5.1 他大との交流の活発化について

提言内容

他大との交流の活発化

大学の対応

四大学連合複合領域コースの授業科目の拡充については、各コース主査が学生のニーズに則り相手大学に依頼しているものの、相手大学の事情もあるため実現には至っていません。

その他の大学との連携については、教育推進室で検討を進めています。

5.6.1 時間割・授業内容に関して

提言内容

積極的な学生の意見発信

大学の対応

時間割の自由度・カリキュラムの改善については、講義室のキャパシティーの関係もあり、容易ではありませんが、講義室の拡充が解決の一歩と考えられるため、講義棟の新設を含めたマスタープランの検討を行っています。

授業間の移動時間の確保のため、平成23年度より休憩時間を5分延長しました。

5.7 単位・成績

提言内容

成績評価方法の公開基準の標準化

大学の対応

成績評価については、その公表が求められているところであり、各授業担当教員にシラバスで明記するよう依頼しています。

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