すずかけ台キャンパス

 大岡山の学生とすずかけ台の学生。どちらも東工大生ですが、それぞれの学生生活はどのように異なるのでしょうか。ここではすずかけ台の学生の視点から、その特徴をまとめてみました。

 

■ 食生活

 すずかけ台の学生の食事は学食や生協の購買に偏りがちです。これはすずかけ台キャンパス周辺には飲食店が少ないため、当然のことといえます。しかし、味に対しても価格に対しても学生の満足度は高いとはいえず、価格に関しては5段階評価で2以下の評価の人が約5割、味に関しては2以下の評価の人が約4割います。これらのことから学食は値段の割に味がよくない、あるいは味の割に価格が高い、といえそうです。またすずかけ台キャンパス内やその周辺に生協以外の飲食店やコンビニの設置を求める声が聞かれました。これは学食や生協に満足していない人と食のバリエーションを求める人の両方の意見が入っていると思われます。

 

 

■ 施設

 サークル棟などの課外活動施設やスポーツ施設に対しての満足度でキャンパス間の差があまりなく、5段階評価で2以下の評価の人が約3割と比較的よいといえます。ただ、すずかけ台にサークル棟がないことからすずかけ台の課外活動施設に対する評価はすずかけホールに関してであり、スポーツ施設はトレーニングセンターしかないことからすずかけ台のスポーツ施設に対する評価はトレーニングセンターに関してであると考えられます。はじめに書いたように、すずかけ台の学生は現在の施設にはおおむね満足しているものの、一方でサークル棟やスポーツ施設を求める声が多くありました。すずかけ台にスポーツ施設の建設計画はあるようですが、まだ先になりそうです。

 

 

■ 事務

 すずかけ台の事務の対応は大岡山に比べて満足度が低い結果になっています。これは職員の対応に問題があることも考えられるが、大岡山でしかできない事務処理もありこのことも影響していると考えられます。そこで事務窓口の満足度を上げるためには職員のサービス業としての意識を高めるとともに、すべての事務処理がすずかけ台でできるようにしていく必要があります。

 

 

■ 通学

 通学手段に関しては、大多数の人は電車を使っていて、これは大岡山と同じ傾向です。ただ、自転車を使って通学している人の割合は全体的に大岡山より少なくなっています。すずかけ台の人は徒歩通学者の割合が少ないことも考えると、すずかけ台に通う人はキャンパスからそれほど近くないところに住んでいることが分かります。これはすずかけ台周辺には大岡山ほどキャンパス近くに下宿がないことを考えると当然の結果でありましょう。

 

 

(まとめと提言)

 食事は栄養補給という側面以外に日常生活のささやかな楽しみでもあるため、新たな飲食店やコンビニができてすずかけ台の食のバリエーションが増えることは豊かな学生生活につながります。学外に誘致するのは難しいので、キャンパス内に外部業者の出店を希望します。またそれと同時に学食のメニューの見直し、生協購買部のサービス向上を目指してほしいと思います。

 すずかけ台キャンパスにスポーツ施設がないことから、早急にすずかけ台キャンパスにスポーツ施設の建設を希望します。運動などをして気分転換をすることは長期にわたる研究生活で意欲的な過ごすためには非常に重要です。

 すずかけ台の事務窓口のサービス向上とすべての事務処理をすずかけ台だけでできるようになることを希望します。

 

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