生協関係

 本節では3.1弁当・食堂関係で言及したもの以外を、以下の3項目に分けて提言を述べていきます。

・学生食堂 …… 本学の生協食堂に関して
・購買部 …… 本学の生協購買部に関して
・その他 …… 上記2項目以外に、生協に関連するもの

学生食堂

  • 学生の意見

 今回の調査で生協に対する自由記述に寄せられた意見の中で、学生食堂に関するものを表 4.5.1-1に記載します。

表

表 4.5.1-1 営業時間に関する自由記述


  • 現状分析

 すずかけ台キャンパスは近隣にあまり飲食施設がなく、駅まで戻らなければコンビニもないという状態にあります。しかし生協に伺ったところ、土日営業や営業時間の延長を行ったとしても、採算が取れないであろうということが分かりました。たとえ、営業終了時刻を8時から9時に変えたとしても、その1時間による具体的な変化は考えづらく、再び営業時間の延長を望む声が上がることが予想されます。朝の営業についても、同様の理由から厳しいと考えられます。
 また、今後土曜の売り上げが伸びるなど、採算が取れるであろう定量的データが取れるのであれば、日曜の営業交渉も可能かもしれません。

  • 具体的提言

 以上の理由から、学勢調査としては土日営業や営業時間の延長の声があることを生協・大学側に伝えるに留めさせて頂きます。

購買部

  • 学生の意見

 今回の調査で、生協に対する自由記述に寄せられた意見の中で、生協購買部に関するものを表 4.5.2-1,2を取り上げます。

表

表 4.5.2-1 商品に関する自由記述


表

表 4.5.2-2 営業時間に関する自由記述


  • 現状分析

 大岡山キャンパス周辺には、TSUTAYAがなくなってしまい東工大生の需要を満たしてくれる本屋がありません。購買部書籍部門だけでは理系専門書は不足であり、また一般書の充実も図って欲しいとの意見です。図書館で書籍を借りることもできますが、一般書に関しては人文図書室の認識の低さも問題かと考えられます。
 たとえ、書籍販売のために教科書販売のプレハブのようなものを常設しても、以下のどちらの形態でも利便性はあまり高まらないと考えられます。

・書籍部門をプレハブと現在位置(本館購買部内)とに二分する。
・プレハブを書店専門店にしても、規模も小さいし離れてしまう。

  • 具体的提言

生協購買部書籍部門の新施設の早期実現

 過去にキャンパスの将来計画に合わせて、理工系専門書を中心とした大型書籍販売店を、生協が大学に提案したことがあったということです。この生協購買部書籍部門の新施設は規模で言いますと、理工系関連書籍では日本の大学の中でもっとも大きく、一般のお客様のお問い合わせ・購入も期待出来るということです。また書籍検索機能も導入され、利便性も向上する見込みです。
 この生協購買部書籍部門の新施設は、今まで示した学生のニーズを全て取り込めるものであると考えられます。そこで、学勢調査としてはこの生協購買部書籍部門の新施設計画の進展と早期実現を望みます。

その他

  • 学生の意見

 今回の調査で、生協に対する自由記述に寄せられた意見の中で、先述の2項目以外のものを表 4.5.3-1に示します。

表

表 4.5.3-1 その他に関する自由記述


図

図 4.5.3-1 学生の出身別の飲食施設の設備面に対する評価


  • 現状分析

○携帯電話の電波に関しては生協側でも事態は把握しています。しかし、回線敷設用の管がすでに他の線により満たされていますので、現状での敷設は難しいです。また、生協から学校側にも問い合わせ頂いています。
○図 4.5.3-1より、特に外国人の人が日本人以上に生協に不満を持っているという数値は出ていませんが、宗教上の理由で食べることが出来ないものがある学生に対しての配慮が必要と考えられます。
○JRの乗車券発券端末は維持費に費用がかさみ、乗車券発券業務のみではとても採算が取れないようです。

  • 具体的提言

電波の向上

 学生から電波向上の声は確かにあるので、学生支援課に協力を要請し、携帯電話用基地局設営の前向きな検討をお願いします。

食品に関する表示

 宗教やアレルギーなどの理由から、食べることが出来ないものに関して、表示などの配慮をお願いします。

共通方針



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