学習関係

 本節では、本学の学習カリキュラムについての提言を、以下の2項目に分けて述べていきます。

・学部 …… 学士課程のカリキュラムに関して
・大学院 …… 修士・博士課程のカリキュラムに関して

学部




 今回、語学教育に関しては外国語教育研究センターにキャンパス・ミーティングにご協力いただけましたので、その回答の内容を現状分析として掲載します。


 これに対して、外国語教育センターから、以下のような回答を得ました。

【語学教育カリキュラムについて】
・現在英語の授業は英語1から英語7まであり、学期ごとにレベルアップするように組まれている。
・使用している教材はintermediateとadvanceの間であり、決して低くはない。
・英語1~4では、「十分な英語運用能力」「将来的にアカデミックな英語を学ぶ素養」「英文科とは違う、エンジニア、サイエンティストを目指す学生」という観点から教育を行っている。
・英語5~7の基準設定点は各専門(学科)の先生と要望の確認をしている。

【選択科目について】
・必修に比べ優先度が低いため、時として開講できないこともある。

【学生への要望】
・あきらめないでほしい(授業に出てほしい)。
・相談に来てほしい(一人抱え込んで、学習方法等で悩まないでほしい)。
【英語での講義について】
・専門の教員と外国語科教員の協力は必要と考えている。
・語学と科学技術両方の専門性を兼ねそろえた人材の確保は難しい。

【広報について】
・発展講座などの広報は、駐輪場の掲示板と西3号館3階の掲示板くらいしかなく、十分に広報できていない。

【その他】
・学習室の教材を充実させる、などは検討している。
・電子化に合わせて選択授業の情報の提供。
・設備の改善は随時行っている。

 キャンパス・ミーティングでは、大学はすでに高いレベルで語学教育を行う努力をしていることが明らかとなりました。一方で、学生側からの意見を受け入れる用意もされているとのことでした。
 大学側には引き続き語学教育強化の対策をお願いします。また、学生側も教員に積極的に意見をぶつけるように心がけることが必要であると考えられます。


 外国語教育センターからの回答:
・特化した授業は多く用意してはいないが、英語の授業全般にTOEIC等意識している。
・TOEICが全てではない(高い基準を課す学科の先生とは見解異なる)。

 語学の教員の立場からも、TOEIC650点はかなり高い目標であると認識しているとのことでした。しかしながら、教員の指導するように勉強していれば決して達成できない目標ではない、との回答も寄せられました。


 第二外国語に関する意見は複数ありましたが「不必要だ」との意見も「種類を増やしてほしい」との意見が見られたことから、今回は具体的な提言をまとめることができませんでした。

外国語教育研究センターからの回答:
【第二外国語の位置づけ】
・世界的に見て、大学で第二外国語を学ぶのは常識。
・第二外国語の授業は、気軽に受けられる授業として行っている。もっと学びたい学生向けの講座も用意している。

【検討中の事項など】
・選択出来る言語については広げたいとは考えている(予算・講師の問題)。
・留学生に語学の講座を開いてもらう、World Language Clubという構想がある。
・第二外国語フェアの開催を検討している。






図

図 4.1-1 学部1年時の学習意欲向上に効果的な教育













大学院

 この節では、大学院に関する意見と、現状分析を掲載します。






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