■理工系学生能力発見・開発プロジェクト ,第55回日本生物物理学会年会に参加

日程: 2017年9月19日(火)〜21日(木)
場所:熊本大学
参加学生:1名


【学会見学プログラム報告】

 ◆参加学生

所属/学年:生命理工学部生命工学科/3 年


 ◆参加学会

第55回日本生物物理学会年会


 ◆今回の学会に参加した目的と、学会を見学しての全体的な印象、および見学したセッション等の報告内容について

現在研究しているテーマについての情報収集および位置づけを知るために、参加しました。また、生物物理は多様な観点からの研究が多く、広い分野なので、生物物理という学問自体の最近の動向を窺い、俯瞰するという目的もありました。
全体的な印象としては、外国人が多く、発表も基本すべて英語だったため、かなり国際性を意識した学会でした。また、実験研究だけでなく、私の分野に関連するシミュレーションの研究も想像以上に多く、さらには理論研究まで見られ、多様性のある研究が一堂に会する場所でもありました。さまざまなバックグラウンドの研究者が集っていたので、発表者にとってはいろいろな側面からの意見をいただける貴重な機会だったと思います。
初日は講演会とポスター発表を広く回り、二日目はポスター発表をメインに、最終日は講演会もポスター発表も私の研究分野に関連した内容をメインとして見て回りました。多くの研究・研究者に触れることで、私の研究テーマの重要性・学問における位置づけが分かり、研究のゴールが明確になりました。特に、QM/MMが最近どのような発展段階にあるのか知れたことは大きな収穫でした。


 ◆今回の学会見学が、あなたの理工系の能力開発にどのように影響しましたか

学会には学外の知り合いが多く参加しており、研究者同士の繋がりを保つコミュニティの場としての働きも、学会の重要な要素の一つであることを認識しました。それゆえ、学会でネットワークを広げることの大切さも同時に気付きました。最近、自身の積極性が増したことの要因の一つとして、この学会への参加があるのは確かです。
また、上述したように発表はすべて英語であったため、研究者として必要となる英語のレベルの目安が分かり、英語学習に対するモチベーションが上がりました。長期の留学における研究・英語学習については、確実に行うと思います。
最後に、私の研究がうまく進んだらの話ですが、すでに来年度の日本生物物理学会年会での発表を明確に意識し始めました。これを一つの目標として、現在は研究に勤しむことができています。


 ◆学会見学プログラムについての反省点や今後への提案

バスの時刻表が複雑多様で正確に把握できず、一番聞きたかった講演に参加できませんでした。その前日は頭痛で早く寝てしまったので、翌日の準備もほとんどできていない状態でした。スケジュールを正確に把握し、それに基づいて不測の事態に備えた何通りかの綿密な行動計画を立てておくべきだったと反省しています。


 ◆今回の学会見学での成長についての自己評価
      1.全く変わらない 2.少し成長した 3.まずまず成長した 4.とても成長した


a.) 学習(研究)に対する意欲[ 4 ]
b.) プレゼンテーション力・質問力[ 4 ]
c.) 理数(理工)系分野の専門性[ 4 ]
d.) 国際性[ 4 ]

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