■理工系学生能力発見・開発プロジェクト ,第27回日本臨床微生物学会総会・学術集会に参加

日程: 2016年1月30日(土)〜31日(日)
場所:仙台国際センター
参加学生:1名


【学会見学プログラム報告】

 ◆参加学生

所属/学年:7類/1年


 ◆参加学会

第27回日本臨床微生物学会総会・学術集会


 ◆今回の学会に参加した目的と、学会を見学しての全体的な印象、および見学したセッション等の報告内容について

大学1年生という早い時期から、自分の将来進むであろう分野に精通している人のお話を直接聞くことで、自分がこれから研究する分野を引っ張るリーダー的な立場になるために、どのような能力を身につけていけばよいかを感じ取り、それを成長の糧にする目的で学会に参加してきました。 学会を見学して、各分野において研究者がとても多く存在することを実感しました。その中でリーダーとして学会を企画したり、講演者となったりする人はごくわずかでした。学会では講演者の発表を聞く、それぞれの地域での研究の共有がメインではありましたが、研究者同士の意見交換の場でもありました。学会を通して普段意見を直接交わすことのできない人と議論したり、人脈を広げたりしているようでした。 聴講した講演会の中で最も印象に残ったのは、「震災における感染症の被害について」でした。避難所での生活は段ボールでのしきりはあるものの、固有の空間はなく、感染者が一人出れば瞬く間に感染が広まってしまいました。ただ、逆に密閉されている避難所で急に感染者が出ることはほとんど考えられず、被災地に赴いたボランティアが菌を持ち込んでしまったということでした。ボランティア精神はとてもよいことですが、被災地に感染症などの影響を与えないような気配りが大切であると知りました。



 ◆今回の学会見学が、あなたの理工系の能力開発にどのように影響しましたか

今回の学会見学を通じ、東工大でただ科学技術を学ぶだけでは不十分であると感じました。 自分が創造性を持って、日常生活の中に問題点、改善点を見つける力がなければ科学技術を活かすことができません。これではせっかくの能力を社会に還元できないことになってしまいます。それ故、これから大学生活の中で勉強はもちろん、様々なセミナー、インターンシップ、学会等に参加し、自分の視野を広げていきたいと思いました。また、学会に参加することで自分とは異なる意見を知ることができ、思考の幅が広がったように感じます。 微生物という1つの分野でも、医者、微生物学者、化学者、製薬会社等の幅広い分野の人々がその発展に力を合わせることによってようやく高いレベルが保持されることが分かりました。そのため人脈を広げ、多くの人議論することが不可欠だと思いました。これから人との出会いを更に大切にしていきたいと思います。


 ◆学会見学プログラムについての反省点や今後への提案

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 ◆今回の学会見学での成長についての自己評価
      1.全く変わらない 2.少し成長した 3.まずまず成長した 4.とても成長した


a.) 学習(研究)に対する意欲[ 5 ]
b.) プレゼンテーション力・質問力[ 5 ]
c.) 理工系分野の専門性[ 4 ]
d.) 国際性[ 4 ]

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