■ 大田区立清水窪小学校にて科学教室『ふくらむ科学』を実施
日時 2010年4月24日(土)10:00‐12:30
場所 清水窪小学校理科室

講師:アミール偉 (総合理工学研究科知能システム科学専攻 博士1年)

参加人数:55人(大人21人、子ども34人)

題目:カルメ焼き・サイダー作り

目的:親子で一緒に科学実験を行い、科学に関する共通の体験を得ることを目的とした。

内容:マッチおよびガスバーナーの使い方を説明・試行実験をしたうえで、砂糖と重曹からカルメ焼き(お菓子)を作った。作ったカルメ焼きを試食しながら、カルメ焼きが何故膨らむのかを解説し、追加実験を行うことで子ども達に化学変化による気体の発生を確認させた。『膨らむ』とは一体どういったことなのかを物理的膨張・化学的膨張・生物学的膨張の3種類に分けながら、膨張の違いについて解説した。『おまけの実験』として、重曹とクエン酸を用いてサイダーを作り、試飲した。

感想:楽しかった。という感想が多く聞かれた。保護者にとっては自分の子どもと実験教室に来ることがあまりなく、普段の生活ではなかなか見れない自分の子どもの一面を垣間見れたという感想が多かった。また、講師がオリジナルで入れた中学で行う炭酸水素ナトリウムの分解実験に関しては、保護者は、中学の内容であるが小学生の子供に見せることに関して抵抗がなく、むしろ好意的に受け止めている保護者が多かった。

課題:お菓子作りの実験であったため、進み具合が予想よりも大幅に遅れ、結果として終了予定時刻を1時間オーバーしてしまった。これは次回以降に課題として考えなければならない。また、55人という大人数であったため、講師1人では手が足りない場面も多々あった。このため、次回以降は実験教室の規模に応じてアシスタントを2〜3人ほど雇う必要があると痛切に感じている。

文責:アミール偉




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