設問No. 9-1「学生間の交流を推進するために、どのような取り組み(イベントや企画、制度)があれば良いか教えてください。」に寄せられた主な意見をまとめました。
ユニットについて
- ユニットは良い制度だと思う(同様意見4件)
- ユニット制度に似た制度の新設
- 2年以上でもユニットがほしい(同様意見4件)
- 工学院(2件)、物質理工学院、生命理工学院の学生からの意見
- 学院内のユニットがほしい(同様意見3件)
- 2年以上でもユニットがほしい(同様意見4件)
- ユニット外とも交流しやすいようにしてほしい(同様意見4件)
- ユニット交流会後にごはんに行けるように、午前中に実施してほしい
新入生の支援について
- オリエンテーション合宿(同様意見5件)
- 学院クラスの活用(同様意見3件)
- 生命理工学院(2件)、物質理工学院の学生からの意見
- 学院や志望する系が同じ人と交流したい(同様意見2件)
- 4~6月に学食スペースを使った交流イベント
授業での交流に関する意見
- グループワーク・課題解決型の授業を増やす(同様意見8件)
- 系横断の必修科目を設定する(同様意見2件)
- どの系でもある程度のグループワーク・実習を確保してほしい
研究室間交流に関する意見
- 研究発表会のような学術的な交流ができる機会がほしい(同様意見15件)
- 研究室間の交流ができる機会がほしい(同様意見14件)
- 大学院生の交流機会・院生向けイベントがほしい(同様意見5件)
- 研究室と学年をまたいだ縦のつながりがほしい(同様意見5件)
- 研究室対抗のスポーツ大会を開催してほしい(同様意見3件)
- 学生室を複数研究室の大部屋にしてほしい
国際交流
- 留学生と日本人学生の交流(同様意見14件)
- 留学生同士の交流(同様意見3件)
- 文化理解、研修旅行など
新設備・サービスについて
- すずかけ台キャンパスで交流機会や施設を増やしてほしい(同様意見7件)
- 医歯学系との交流(同様意見6件)
- 様々な専門科目で教えたい人と教わりたい人をマッチング
- 学生が自由に質問や雑談できる掲示板
ユニット制度については肯定的な意見が多く寄せられました。本学のユニット制度は、学士課程1年生において同じクラスで授業を受ける学生と知り合い、友人を作るきっかけになります。
一方で、ユニット制度では異なる学院に所属する学生が同じユニットに配置されるため、ユニット内における同一学院の学生の割合は少なくなります。そのため、系所属後に同じユニットの学生と受ける授業は、基本的に学士課程3年の3Qあるいは4Qに開講される教養卒論のみです。このような状況が、同じ学院の学生と交流したいという声や、2年生以上でもユニットに似た制度がほしい、という声につながったと考えられます。すべての学院には、学院内クラスが存在しますが、初年次専門科目では必ずしもそのクラスを活用しない場合があります。そのため、学院内クラスの活用を求める意見や、学院・志望系が同じ学生との交流を望む意見が寄せられました。
研究室配属後は、研究室内での交流が中心となり、研究室外の人との交流がなくなってしまった、という声がありました。研究室間での交流のため、研究発表のような学術的な交流の他に、スポーツ大会のような研究に直接関係しないイベントの実施を求める意見もありました。例えば、大岡山地区では学内駅伝[1]が開催されています。他にも、すずかけ台地区でスポーツ大会(2024年度は休止)[2]が実施されていました。
学生同士の交流の場として、新たな設備やサービスの導入を求める声もありました。すずかけ台キャンパスには大学会館があるものの、大岡山キャンパスのTaki Plazaのような交流施設を求める意見が寄せられました。本調査は東京医科歯科大学と東工大の統合前に実施されましたが、統合を形骸化しないように、医歯学系と理工学系の学生交流を求める意見がありました。具体的には、両キャンパスを巡るイベントの開催や、両学系で開講される授業の実施が挙げられました。さらに、飲食を含むイベントの開催を求める声も複数寄せられています。生協第二食堂では2024年度に4回NIGHT BARを開催しています[3]。
学生が自由に質問や雑談できる場として、気軽な質問や雑談には#z-campuschat-雑談-all、サークルや学生団体等の学生による参加募集には#an-campuslife-student-学生お知らせ-allというSlackチャンネルが用意されています。しかし、Slackに関する肯定的な意見も否定的な意見もあまり見られなかったことから十分に周知できてないことが考えられます。
本設問では、具体的なイベントの提案だけでなく、「現状で十分であり、大学が働きかける必要はない」(同様意見14件)や「イベント自体を増やすより、周知に力を入れるべき」(同様意見3件)という意見も寄せられました。