田町キャンパスについて、以下の意見が寄せられました。
- 田町キャンパスが閑散としている(同様意見2件)
- 社会人学生に自席が与えられていない
- 設備に関しても、サポートに関しても、大岡山キャンパスとの差が激しい
- 田町キャンパスに図書館を整備してほしい
田町キャンパスには、主に技術経営専門職学位課程、イノベーション科学系、建築学系の学生が所属しています。学生が利用するキャンパス・イノベーションセンター(CIC)は、2~4階がINDEST[1]、5・6階が建築学系、7・9階がイノベーション科学系、8階が事務室および蔵前ベンチャー相談室[2]、社会人アカデミー[3]のフロアとなっています。
技術経営専門職学位課程の学生は、入学後最初のクォーターは研究室に所属していないため、授業を受けるためだけに田町キャンパスを利用します。同様に研究室所属前の学生が多くいる大岡山キャンパスには、Taki Plazaなど、誰でも気軽に利用できるフリースペースが整備されていますが、田町キャンパスにはそのようなスペースはありません。結果として、田町キャンパス開講の授業を受講する際に学生が利用できる場所は、授業が開講される講義室のみです。また、研究室に所属している社会人学生も固定席が与えられていないため、気軽にキャンパスに訪れて研究活動を行うことが難しい状況です。
以上の現状を踏まえて、環境・社会理工学院業務推進課とキャンパスミーティングを実施し、以下のような回答をいただきました。
Q1.社会人学生には自席が与えられていないという意見が寄せられていますが、学生に席を与えるかどうかの判断は誰がしているのでしょうか。
A1.イノベーション科学系および技術経営専門職学位課程の社会人学生は、固定席のないフリーアドレスの居室が利用できます。指導教員より居室開錠のためのパスコードを取得してください。技術経営専門職学位課程でいうと、一学年40人程度の学生が土曜日に集中的に集まることになります。そうすると建物のスペースの都合上、全員に席を割り当てるのは難しいです。
Q2.CIC706リフレッシュルームや、CIC804休養室の利用方法について教えてください。
A2.706リフレッシュルームは、イノベーション科学系が持っている部屋になるため、他の系に所属する人は利用できません。利用する際には先生に連絡をして、鍵を借りることになっています。利用方法は、新入生オリエンテーション時に教員よりお知らせしています。804休養室は体調の悪い人が休養するスペースです。体調が悪くなった際には事務室に来て鍵を借りて使用してください。
Q3.田町キャンパス内で、技術経営専門職学位課程の研究室所属前の学生や、田町キャンパス開講の授業を取りに来た他キャンパス所属の学生が授業前後に自習やグループワークなどで自由に使えるスペースはありますか。
A3.フリーアドレスの居室(CIC712)のパスコードを9階の事務室で伝えることは可能です。また、土曜日には技術経営専門職学位課程の学生が昼食を取るためにCIC913の鍵を開けています。ただ、自習などの目的で使えるスペースに関していえばありません。イノベーション科学系が持っている部屋の開放は先生と相談の上、検討できると思います。
以上を踏まえ、田町キャンパスのフリースペースについて以下のように提言します。
- 田町キャンパス内に自習やグループワークを目的として利用できるフリースペースを整備する
フリースペースを整備すると同時に、利用可能なスペースについての情報の周知も必要です。CICに関する情報は大学HPで検索してもほとんど表示されません。このため、田町キャンパスを訪れる頻度が低い社会人学生や、田町キャンパス開講の授業を履修しに来る他キャンパス所属の学生にとっては、学生生活に必要な情報入手が難しい状況にあります。そのような学生に、各種の情報が確実に伝わるような仕組みの整備が望まれます。
田町キャンパス所属と回答した人から、田町キャンパスに欲しいという声が上がったものについてまとめます。
- 図書館の本を受け取れるサービスが欲しい(同様意見3件)
- 生理用品の設置をしてほしい(同様意見3件)
- 学食が欲しい(同様意見2件)
- 自動証明書発行機が欲しい
他のキャンパスにはあるものの、田町キャンパスにはない設備が欲しいという意見が寄せられています。学生生活を送る上で必要な書類、学修で必要となる文献、大学にいる際の食事など、田町キャンパスにいるだけでは手に入らないものが多くあります。できるだけキャンパス内で学生生活を完結させられるように施設を整備することが必要だと考えます。